日産、電気自動車「日産リーフ」の国内第一号車を神奈川県に納車
日産自動車は22日、電気自動車(EV)「日産リーフ」を、神奈川県の公用車(6台)及び同県が行う「EVシェアリングモデル事業」に使用されるレンタカー(4台)として納車したと発表した。
今回の車両は、日本国内での「日産リーフ」納車の第一号車となる。
神奈川県はこれまで、県内3,000台のEV普及を達成するため、包括的で積極的な支援策を打ち出している。具体的には、国からの補助金に加え、県がさらにその1/2の額を上乗せする大規模な購入補助金制度を導入するとともに、急速充電器並びに普通充電設備といった充電インフラ整備の加速化などを図っている。
日産は、「かながわ電気自動車普及推進協議会」の一員としてこうした県の施策展開に協力している。
また、「日産リーフ」による「かながわEVタクシープロジェクト」や、環境先進観光地を目指す「箱根EVタウンプロジェクト」など、他地域に先駆けたEVの普及啓発事業にも積極的に参画している。
本日神奈川県庁で行われた電気自動車「日産リーフ」導入式に出席した日産の最高執行責任者(COO)である志賀俊之は、
「神奈川県に国内初となる『日産リーフ』を納車することができ、大変うれしく思う。神奈川県は全国の自治体の中で、EV普及に向けた施策支援のモデルとなっており、その取り組みに敬意を表したい。日産はグローバル本社、開発・生産拠点など重要な事業所を神奈川県内に有する企業として、今後とも同県の取り組みに積極的に貢献していく」
と語った。
今回「日産リーフ」により開始される「EVシェアリングモデル事業」は、平日の一部を神奈川県が業務で使用し、その他休日を一般利用者にレンタカーとして貸し出されるモデル事業で、広く一般県民の方がEVに触れる機会を提供するものだ。
日産は、同社の関連会社である(株)日産カーレンタルソリューションと協力し、同社が運営する「日産レンタカー」本厚木駅前店(1台)、横須賀中央店(1台)、小田原新幹線口店(2台)において、2011年1月中に本事業を開始できるよう、神奈川県と連携して今後準備を進めていくこととしている。
日産はルノーと共に「ゼロ・エミッション車で世界のリーダーになる」という目標を掲げており、世界各国の政府や自治体、企業などと合わせて80件以上のゼロ・エミッションモビリティに関するパートナーシップを締結している。
「日産リーフ」は、本年12月より日本・米国で発売され、今後欧州の一部地域にも投入、2012年よりグローバルに量販していく。
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