MINI、2010年パリ・モーターショー 出展概要

MINI Scooter E Concept

MINIは、2010年パリ・モーターショーで一連のニュー・モデルと革新的技術を発表する。現行モデルの隣でひときわ目を引く展示は、MINIの卓越した未来指向の車両開発能力を強く印象付ける試作モデル、MINI Scooter E Concept(MINIスクーター・イー・コンセプト)。このコンセプト・モデルは、MINI特有のフィーリングにCO2をまったく排出しない走りを結び付けた初めての自動二輪車であり、それだけでなく、個人の移動手段にまったく新しい可能性を切り拓く存在。

電気駆動のMINI Scooter E Conceptは、軽快なフットワークによって大都市圏で生活する人たちを、その特有の交通事情から解放する乗り物。MINI特有のスタイルで表現されたデザインと排気ガスを出さない駆動技術を組み合わせ、斬新な未来指向のフォルムをまとったMINIブランドならではのドライビング・プレジャーを具現化している。

2010年パリ・モーターショーにおけるMINIブランドの量産車では、MINIの歴史上かつてないほど多彩で魅力にあふれモデル・レンジを出展する。新たな解釈を加えた特徴的なデザイン、新たに仲間入りするエンジン・バリエーション、ラインナップを一新したディーゼル・エンジン、斬新な装備品などが、デザイン、ドライビング・プレジャー、効率性、個性の面で、ニューMINIファミリーをひときわ引き立てている。MINI、MINI Clubman、MINI Convertibleというバリエーションを提供するMINIブランドは、スモールカー・セグメントで唯一の、独自性を備えたプレミアム・ビークルのサプライヤーであり、今後も他社の追随を許さないほどの幅広いプレミアム・モデルを提供し、セグメントをリードする。

MINIに新たな可能性を持つドライビング・プレジャーを提供するモデルが、MINIブランド第4のモデル・バリエーションであるMINI Crossover。市街地だけでなく、郊外の景色にもよく映えるMINI Crossoverは、ターゲットにこうした特徴を備えたニュー・モデルは、モータースポーツに参加するモデルとしても最適。折しもMINIブランドが国際ラリーの舞台に復帰する日が間近に迫っていることから、パリ・モーターショーではMINI CrossoverをベースにしたWRC参戦モデルを公開する。2011年からラリー世界選手権に出場するMINIのWRCモデルは、ラリー競技におけるMINIの栄光ある歴史に新たな1章を書き加えることだろう。1960年代、当時のMINI Cooper Sがラリー界で旋風を巻き起こした。その中には伝説となっているモンテカルロ・ラリーでの優勝という輝かしい記録も含まれる。パートナーのプロドライブ社と共同開発したMINI Crossoverのレーシング・バージョンは、今秋にも最初のテスト走行に挑む予定。レース仕様車の完成後は、プライベート・ラリー・チームにも車両を提供する。

MINI Scooter E Concept:自動二輪車、ゼロ・エミッション、MINI特有のスタイル

MINIブランドの比類ないポテンシャルは、新たな車両セグメントを開拓するだけではなく、非常に斬新なモビリティ・コンセプトを開発する基礎にもなっている。MINIの革新的な技術力をアピールする魅力的な好例が、2010年パリ・モーターショーで世界初公開されるMINI Scooter E Concept。MINI特有のドライビング・プレジャーを二輪車で実現したこのコンセプト・モデルは、排気ガスを出さない移動手段という未来指向のビジョンを具現化している。

この試作モデルではMINI特有のデザインを、そのプロポーションだけでなく細部にわたってふんだんに採り入れており、ひと目でMINIブランドのモデルであることがわかる。さらにこのスタディ・モデルは、MINIの特徴である多様な個性化の可能性を受け継いでいる。また、収納コンセプトやスマートフォンを組み込んだ車両操作ユニットなど、インテリジェントな機能性も継承している。

後輪に電気モーターを内蔵したMINI Scooter E Conceptは、アクセルを操作すると鋭い出足で一気に加速する。電気駆動特有の軽快なフットワーク、軽量さ、そしてコンパクトなサイズによって、大都市圏特有の交通事情において無類の俊敏性を発揮する。電源を供給するリチウムイオン・バッテリーは、MINI Scooter E Conceptに付属する専用充電ケーブルを使って、一般の家庭用コンセントから充電できる。

特徴的なルックス、ロー・エミッション:MINIの新しいファミリー

はっきりと目的を見据えたデザインの見直し、一段と効率をアップしたエンジン、新登場の斬新な装備品によってMINIファミリーの選択肢が広がり、同時にその魅力もアップした。MINI、MINI Clubman、MINI Convertibleの外観からは、そのスポーティなキャラクターがこれまで以上に強く伝わってくる。エンジン・フードの下で息づいているのは、一足先に世代交代を終えたガソリン・エンジンと、新開発のディーゼル・エンジン。いずれのエンジンも、これまでのものに比べてひとクラス上の効率性を実現している。BMWグループのエンジン作りのノウハウを注ぎ込んだ4気筒エンジンは、ドライビング・プレジャーと省燃費性能をこれまで以上にバランスよく実現している。新しいレコード・ホルダーは、MINI Cooper DとMINI One D。共に1 km 走行あたりのCO2排出量は99 グラムで、EUテスト・サイクルによる100 km 走行あたりの平均燃料消費量はわずか3.8リッター。

2010年パリ・モーターショーに展示するMINIファミリーには、世界初公開となるニュー・フェイスが2モデル含まれている。その1つは、オープンMINIならではの独特のドライビング・プレジャーと、ディーゼル・エンジン特有の大トルクと効率性を初めて組み合わせたMINI Cooper D Convertible。最高出力82 kW(112 ps)の4気筒ディーゼル・エンジンを搭載したMINI Cooper D Convertibleは、0-100 km加速性能が10.3秒で、EUテスト・サイクルによる100 km 走行あたりの平均燃料消費量は4.0リッター、1 km走行あたりのCO2排出量は105グラムをマークしている。

2つ目のニュー・モデルは、MINI One D Clubman。ディーゼル・エンジンを搭載したこのエントリー・モデルも、比類ない経済性を誇る。0-100 km加速性能は11.8秒で、EUテスト・サイクルによる100 km 走行あたりの平均燃料消費量は3.9リッター、1 km走行あたりのCO2排出量は103グラムとなっている。

ネットワーク化してドライビング・プレジャーを向上:MINIコネクテッド・サービス

2010年パリ・モーターショーでは、そのほか、世界でも例のない車載エンターテイメント・システムを公開する。MINIコネクテッド・サービスでは、ドライバー、MINI、その周辺をインテリジェント・ネットワークで接続し、ドライビング・プレジャーをより高めることを目指す。MINIはApple社のiPhoneを車載のオーディオ/インフォテイメント・システムに統合するため、世界の自動車メーカーとして初めてMINIコネクテッド・サービスとして新開発した、他に例を見ない機能のUSBインターフェースを提供する。MINIコネクテッド・サービス用に用意したアプリケーションは、WEBラジオ、Googleのローカル検索、同じくGoogleの「Send-to-Car」サービス、RSSニュース・フィードなどの機能に対応している。さらにこのアプリケーションによって、FacebookやTwitterの書き込みをオンボード・モニターで確認したり、標準化されたテキスト・メッセージを送信したりする機能などを提供する。

MINIに追加された機能の作動および操作は、車両の操作システムで行う。オーディオ・システムMINI Visual BoostまたはMINIナビゲーション・システムを装備し、センター・メーターに高解像度カラー・ディスプレイを装備し、センター・コンソールにMINIジョイスティックを装備すれば、MINIコネクテッド・サービスを通じて提供される機能すべてを快適に、簡単かつ直観的に利用することができる。

世界初公開:MINI Scooter E Concept

市街地を駆け回ることが得意分野なら、移動の際にCO2を排出しないことがその使命。MINIデザインは、MINI Scooter E Conceptによって未来指向の車両コンセプトにおける卓越した開発能力を再び証明した。革新的なこの試作モデルでは、MINI特有のフィーリングを電動式自動二輪車で思う存分楽しめるようになる。現在の大都市圏における個人の移動手段に求められる軽快なフットワーク、便利さというニーズに応える。そのプロポーションと細部にわたる特徴的なデザインは、ひと目でMINIブランドであることがわかるデザインを忠実に表現しており、その駆動コンセプトはサステイナビリティ(持続可能性)に対する責任感と排気ガスを出さないパーソナル・モビリティを追求する意志をはっきりと表明している。

世界初公開:MINI Crossoverをベースにしたラリー参戦モデル

MINIが国際ラリーの舞台に復帰する。それに先立ち、MINIは2010年パリ・モーターショーでMINI CrossoverをベースにしたWRC参戦モデルを公開する。このモデルは、2011年から、ラリーの世界選手権に出場する。MINIはラリー競技におけるクラシックMiniの活躍の歴史に、新たな1章を書き加えたいと考えている。1960年代を中心に、Mini Cooper Sは伝説的な勝利を重ねた。その中にはモンテカルロ・ラリーでの3回の優勝が含まれている。

世界初公開:ニューMINIファミリー

細部にわたりデザインに手を加え、新しいディーゼル・エンジン、新たに追加された装備品などにより、MINIファミリーのドライビング・プレジャーをさらに高め、モデル・バリエーションからの選択肢を広げ、その魅力を一段とアップさせた。MINI、MINI Clubman、MINI Convertibleのスポーティなイメージをさらに強調し、効率性もこれまで以上に向上している。中でもレコード・ホルダーは、ニューMINI Cooper DとニューMINI One D。どちらのモデルも、CO2排出量は1 km走行あたり99 グラムに過ぎません。MINI Cooper D ConvertibleとMINI One D Clubmanがラインナップ加わり、MINIの選択肢は一段と充実する。

技術革新:MINIコネクテッド・サービス

MINIコネクテッド・サービスは、Apple社のiPhoneとクルマを結ぶ新しい技術によって、MINI、ドライバー、その周囲をネットワークでつなぐ。車載システムとして世界で他に例のない独自のエンターテイメント環境のために用意されるアプリケーションを使って利用できる機能には、WEBラジオ、Googleのローカル検索、同じくGoogleの「Send-to-Car」サービス、RSSニュース・フィードなどが含まれる。さらにこのアプリケーションでは、FacebookやTwitterの書き込みを車載モニターで確認したり、標準化されたテキスト・メッセージを送信したりすることができる。

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筆者
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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