フォード、KUGA（クーガ）を今秋に日本投入

フォードは、コンパクトSUVであるフォード KUGA（クーガ）を今秋に発売する。

KUGAはフォードの伝統的なSUVが持つオフロードでの高い走破性能に加え、フォードが提唱する“キネティックデザイン”コンセプトを取り入れたモダンで洗練された美しいデザインとオンロードでの優れたドライビングダイナミクスを高次元で融合させた次世代のSUVである。

コンパクトなボディサイズながら、パワートレインは直列5気筒2.5Lターボエンジンに5速オートマチックトランスミッション（マニュアルモード付）を搭載している。4WDシステムは先進のインテリジェントAWDシステムを採用、多角的に車両情報をモニタリングし、自動的に前後にエンジントルクを配分。本格派SUVとして、また高性能なドライバーズカーとして、様々なシーンでストレスなく快適なドライブを楽しむことが出来る。

安全性においても、横転の危険性を抑制するARM（アンチロールオーバーミティゲーション）エアバッグやシートベルトなどパッシブセーフティの機能を統合的に働かせ、最大限の乗員保護を発揮するIPS（インテリジェントプロテクションシステム）をはじめ数多くのフォード独自の先進の安全技術を投入している。

フォード･ジャパンではブランド･コアコンセプト「Make Every Day Exciting」のもと、日々にエキサイトメントを与えてくれるような商品やサービスを提供することで、フォードのブランド･ポジションを強化している。KUGAの導入によって、新たなユーザーを獲得するとともに、エクスプローラー、エスケープとともに「Adventure Spirit（冒険心あふれる）」を具現化したモデルとして訴求し、SUV市場でのフォード・ブランドの存在感をさらに高めていく。

KUGAの主な特徴

コンパクトなサイズに最新のSUVとしての価値を凝縮 

フォードSUVとして路面を選ばない高い走破性に加え、新世代のSUVとしての優れたドライビングダイナミクスを融合させるべく、パワフルなエンジンと優れたハンドリングを実現するシャシー、そして先進のインテリジェントAWDシステムを採用している。

インテリジェントAWDのアクティブオンデマンドカップリングは、エンジン、ABS、ESP、TCSを含む各種システムから送られる信号に基づいて瞬時に計算し、加速時、減速時に最適なトルクを車輪に配分。発進時から最大10％のトルクを後輪に伝達し発進時のホイールスリップを防止、常に最大のグリップを得られるよう設定されている。

キネティックデザインによるモダンで洗練されたデザイン

フォードがグローバルで展開しているデザインコンセプトであるキネティック・デザインは商品の持つ優れたドライビングダイナミクスをデザインに反映させ、車をよりエモーショナルかつ視覚的にアピールするもので、彫りの深いプレスラインとピンと張ったような面構成が特徴。またデザインキューとして“台形”が随所に用いられているのもキネティックデザインのポイントである。フォードはこのキネティックデザインをSUVに巧みに展開、コンパクトなサイズながらダイナミックで美しいプロポーションをKUGAに与えた。

先進の技術による高い安全性

KUGAのESPにはARM（アンチロールオーバーミティゲーション）が組み込まれている。ARMが前輪を制動する際エンジントルクはゼロまで弱められ、車体のロールを低下させ横転の可能性を最小限に抑える。

万一の事故の場合、フォード独自の安全技術であるIPS（インテリジェントプロテクションシステム）が作動、6つのエアバッグ、シートベルトプリテンショナー＆ロードリミッター、さらにアンチサブマリンシートなどが必要に応じて相乗的に作用し、乗員保護効果を最大化する。またキャビンへの衝撃の侵入を最小限にするため、クラッシャブルゾーンでエネルギーを十分に減速させ、キャビン部分は変形に対して強い耐性を持つ超高張力鋼（UHSS）をふんだんに用い、Aピラー、Bピラーには二相鋼を採用することで安全な室内空間を確保出来るような工夫が施されている。

KUGA 諸元内容

・全長×全幅×全高： 4,443×1,842×1,710（参考値 欧州仕様車）

・エンジン： 2.5L直列5気筒ターボエンジン

・最高出力： 147kW[200ps]/6000rpm（参考値 欧州仕様車）

・最大トルク： 320N･m[32.6kg-m]/4000rpm（参考値 欧州仕様車）

・トランスミッション： 5速オートマチック（マニュアルモード付）

・AWDシステム： インテリジェントAWD

・サスペンション： （前）マクファーソンストラット （後）独立懸架式マルチリンク