ボルボ、スウェーデン皇太子王女の結婚式でオフィシャルカーを担当

2010年6月17日から19日までの3日間、スウェーデン皇太子ヴィクトリア王女とダニエル・ヴェストリング氏のロイヤル・ウェディングがストックホルムにて開催され、世界中の王室、皇室からの国賓が参列のため同地に集う。日本の皇室からもスウェーデンへの初来訪となる皇太子殿下がご列席し、王宮での晩餐会にもご臨席する。

この祝賀行事の賓客送迎用オフィシャルカーにボルボが選ばれ、ボルボ・カーズは世紀の式典に向けて特別仕様車85台をスウェーデン王室に納入した。

大切な賓客をおもてなしするオフィシャルカーとして

「スウェーデンとスウェーデン王室にとって重要なこのような国際的行事の一翼を担えることを、心より光栄に思います」。ボルボ・カーズの広報担当副社長Olle Axelson が語るように、ロイヤル・ウェディングは世界中の注目を集めるイベント。婚礼は6月19日に行われ、全世界で約5 億人がテレビ中継を通じて世紀の瞬間を見つめるほか、現地には2,000～3,000 人規模の報道陣が訪れるとされている。

この歴史的な式典を成功に導く上で、極めて重要な意義を持つのが世界中の王室、皇室をはじめとしたVIP 賓客のスムーズで安全な移動。空港とホテル間の移動はもとより、祝賀イベントが開催される会場間の往来にいたるまで、賓客送迎車は祝賀行事開催中の“移動のすべてを委ねられる”信頼性の高い車でなければならない。その基準を満たす車として、スウェーデン王室は婚礼準備の初期段階にボルボを公式車として採用。ロイヤル・ウェディング特別仕様車が晴れの舞台を支える。

環境に低負荷であることースウェーデン王室のこだわり

自然との共生や調和を何より大切にするスウェーデンは、世界有数の環境先進国としても知られいる。国賓を迎え入れるにあたり、スウェーデン王室が「地球環境への負担が少ない車」をオフィシャルカーの第一条件にするのは当然のことと言えるだろう。今回、ロイヤル・ウェディングで使用されるモデルは、ボルボS80とV70。85台全車が優れた燃費を誇る「DRIVe」仕様車で、CO2 排出量120g/km 以下という高い環境性能を実現している。

ボディカラーは、純白のウェディング・ドレスを彷彿させる格調高いアイス・ホワイト。また、ボディの両サイドには、きらびやかに輝くロイヤル・ウェディングの記章が装着される。各国から訪れる大切なゲストはもちろん、地球環境にも細心の気配りを徹底すること。オフィシャルカーはロイヤル・カップルの”おもてなしの想い”をかたちにしている。

すみずみまで行き届く特別な意匠

室内を美しく快適に彩り、ゲストにこの上ないやすらぎを提供する。北欧のホスピタリティという価値観はロイヤル・ウェディング公式車にも息づいている。室内の細部に施された特別な意匠。たとえば、上質なレザーを使用した革張りシートの番号付きヘッドレストには、エクステリアと同様にロイヤル・ウェディングの記章を装着。しなやかな質感と優美なデザインが、賓客に最上のリラクゼーションを約束する。ロイヤル・ウェディングの記章とそれをあしらった柄模様はロイヤル・カップルの正式な承認を受けて、特別にデザインされたもので、サイドステップカバーをはじめ車の内外装数ヶ所に用いられている。特別な日のために”謹製”された85 台のオフィシャルカーは、祝賀行事終了後、スウェーデン国内で販売される予定。