中古車買取相場、一時的に停滞も上昇傾向は継続か/中古車買取相場推移レポート(2025年3月版)


株式会社ファブリカホールディングス(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:谷口政人)の完全子会社、株式会社ファブリカコミュニケーションズ(本社:愛知県名古屋市中区、代表取締役社長CEO:谷口政人、以下「当社」)が運営する中古車一括査定サイト「車選びドットコムの一括査定(https://www.kurumaerabi.com/kaitori/)」より、2月の買取相場動向および過去2~5年間の買取相場をもとに分析した3月以降の車買取相場推移の予測についてまとめたレポートをご案内いたします。




今回ご案内する2025年3月版の中古車買取相場レポートおよび過去のレポートについては、下記URLからご確認いただけます。

- 2025年3月版中古車買取相場レポート:https://www.kurumaerabi.com/kaitori/marketprice/
- 過去レポートアーカイブ:https://www.kurumaerabi.com/magazine/tag/125/



全体的には高値傾向にあるものの今月は小休止


※過去5年の中古車オークション相場と「車選びドットコム」買取相場をもとに算出

昨年末から車買取相場は大きく上昇し、春先の需要期に向けて過去5年間で最も高い水準となっています。この流れは今後も続くと見られ、夏前にはさらに最高値を更新することが予想されます。
この相場上昇の背景には、主に3つの要因が関係しています。

まず1つ目は、世界的な半導体不足や自動車部品の供給遅延です。これにより自動車メーカーの生産が遅れ、新車の納車期間の長期化に伴う価格上昇が発生しています。例えば、トヨタ ハリアーのエントリーモデルでは、2013年発売の先代(60系)「グランド」が272万円だったのに対し、新型(80系)「G」は352万9000円と、約80万円の値上がりが見られます。その結果として、新車の購入を希望する方々が中古車市場へと流れ、需要が増加しました。

2つ目の要因は、国内経済の停滞と新型コロナウイルス感染症の影響です。特に市場で人気のある5年落ちの中古車は、例年であれば流通量が多いですが、コロナ禍による新車の供給不足などにより、買取市場への流通量が減少。これが相場の高騰に拍車をかけています。

3つ目の要因として、円安による海外需要の増加が挙げられます。円安が進行することで、国内の中古車が海外市場でより競争力を持ち、輸出が活発化しました。特に発展途上国では日本の中古車の人気が高く、需要が増えています。
さらに、今年はスリランカが5年ぶりに自動車輸入を再開することを発表しました。かつて年間7万台ものコンパクトカーが輸出されていたことから、輸入再開によって小型車を中心に買取価格のさらなる上昇が見込まれます。

先月のレポートでは「高年式かつ低走行車は、買取価格の上限にあるようで、今以上の高値はあまり期待できそうにありません」とお伝えしましたが、実際には国産登録車および輸入車の落札価格は依然として上昇傾向にあります。
今後の市場動向を左右するポイントとしては、アメリカの金融政策や世界経済の状況、そして為替の変動が挙げられます。円安が進めば海外からの需要が一層高まり、逆に円高に転じると中古車輸出が鈍化し、買取相場にも影響を及ぼす可能性があるでしょう。

中古車買取の動向


※過去2年の中古車オークション相場と「車選びドットコム」買取・下取り統計データをもとに算出

昨年は、例年通り車両の年式が1年古くなる前に手放すユーザーが増えたことに加え、秋頃から軽自動車の新車生産が回復し、市場への供給が安定したことで、12月に底を打った買取相場ですが、1月は例年通り回復しています。その後、相場は徐々に上昇して、2月には車選びドットコムがデータを取得し始めて以来、過去最高値を記録しました。

車選びドットコムの予測では、今後、新生活需要の落ち着く3月を底に回復したあとは、夏に向けて上昇傾向が続くと見込まれます。
特に昨年末の相場に影響を与えた軽自動車については、円安の影響による海外需要の高まりを考慮すると、価格の下落幅は限定的となるでしょう。特に、海外でも人気の高年式車は、新車の納期遅れが解消されていない国内の需要があわさって高値安定傾向です。

ボディタイプ別の中古車買取ランキング
車選びドットコムの最新のボディタイプ別中古車買取ランキングを紹介します。
※「車選びドットコム」のボディタイプ別買取ランキングは、オークション相場や自社統計データを基に算出した独自データとなっており、詳細数値は非公開としています。

国産車ボディタイプ別買取ランキング


国産車ボディタイプ別買取ランキングの全体の順位は、前月6位の軽バン/軽ワゴンが、5位のセダン/ハードトップに代わりランクインしました。 特に全体の30パーセント以上を占める軽自動車は、前述したとおり新車生産が回復したことで、供給が安定、乗り換え需要によるものと考えることができます。2~4位は前月と同様でした。

輸入車ボディタイプ別買取ランキング


輸入車は、前月と変わらず、SUV/クロカンをトップに、コンパクト/ハッチバック、セダン/ハードトップと続いています。国産では7位のステーションワゴン、9位のクーペが、それぞれトップ5にランクインするのは輸入車ならではの傾向です。

中古車の一括査定サイト「車選びドットコムの一括査定」について
「車選びドットコムの一括査定」のWebサイトでは、中古車の買取に関する情報を発信しており、車の買取相場や実際に査定を行ったユーザーの口コミなど、車を売却する際に参考となる情報をお届けしています。
ユーザーが選ぶ買取業者おすすめランキング、車売却時の困りごとを解決するノウハウ記事も掲載中です。

サービスURL:https://www.kurumaerabi.com/kaitori/

会社概要
【株式会社ファブリカホールディングス】
代表者:代表取締役社長CEO 谷口政人
本社所在地:東京都港区赤坂1−11-30 赤坂1丁目センタービル 9F
設立:1994年11月
株式:東証スタンダード市場(コード番号:4193)
コーポレートサイト:https://www.fabrica-hd.co.jp/

【株式会社ファブリカコミュニケーションズ】
代表者:代表取締役社長CEO 谷口政人
本社所在地:愛知県名古屋市中区錦3-5-30 三晃錦ビル8F
事業内容:業務支援システム開発・販売事業、インターネットメディア事業、WEBマーケティング支援事業、自動車修理・レンタカー事業
出資比率:株式会社ファブリカホールディングス100%
コーポレートサイト:https://www.fabrica-com.co.jp/



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