Formlabsの最新3Dプリンター「Form 4L」を活用したBrose社の生産革新事例を公開


~3Dプリンティングで生産の常識を覆す:Brose社の挑戦とその成果~




株式会社システムクリエイト(本社:大阪府東大阪市荒本新町、代表:川上正義)は、自動車業界における大手サプライヤーであるBrose社が、Formlabs社の3Dプリンタを活用して製造プロセスの革新を進める成功事例を発表します。動車業界において、短納期対応やコスト効率化がますます重要視される中、Brose社がどのようにしてFormlabsのSLA(光造形)およびSLS(粉末焼結積層造形)3Dプリンタを駆使し、製造プロセスを最適化したかを紹介します。
3Dプリンティングで実現する製造効率革命 ~Brose社の導入事例とその効果~
課題:高コストと長い納期の問題
100年以上にわたる歴史を持つBrose社は、BMWやMercedes-Benz、Fordなど、数多くの自動車メーカー向けにシートやドア部品を提供してきました。急速な技術革新が求められる自動車産業において、製品設計から試作品の製造、テストまでの期間短縮が喫緊の課題となっています。また、海外製造や大量生産を前提とする既存の製造体制では、少量試作や短納期の対応が難しく、コストや在庫管理面での課題が発生しやすいのが現状でした。
解決策:FormlabsのSLAおよびSLS技術の活用
Brose社は、こうした課題を解決するためにFormlabs社のSLAおよびSLS 3Dプリンタを導入しました。これにより、設計段階から試作、そして製品テストまで、短期間で迅速に対応できる柔軟な生産プロセスが実現しました。
例えば、シート組立に必要な音響ダンパー部品を試作する際、従来であれば数百万単位のロット注文が必要で、多額のコストと長いリードタイムが発生していました。しかし、Formlabsの3Dプリンターであれば、必要な数だけを短期間で生産でき、数日で試作品をテストすることが可能となりました。この結果、数週間かかっていたリードタイムを数日に短縮し、コストも大幅に削減することができました。



金属製のシートアセンブリーがシートフレームに当たる音や感触を軽減するために作られた小型のダンパー

Brose North America シートプロトタイピングマネージャー、Matthias Schulz氏は、「数百万個という最低発注数量を満たすために必要のない数を注文し、さらにそれを空輸するよりも、はるかに安いコストでForm 4でプリントすることができました。すぐに部品が揃ったので待ち時間もほとんどありませんでした」と語っています。


シート・サスペンション・マットには、SLAパーツとSLSパーツの両方を使用
さらに、FormlabsのSLA技術とSLS技術の組み合わせにより、異なる素材や特性を持つ部品の一体的な生産も可能となりました。たとえば、シートの耐久テスト用のサスペンションマットは、透明で柔軟な樹脂素材(SLA)と強度のあるナイロン素材(SLS)で各パーツを製造し、組み合わせてテストを実施しました。このように、部品の特性に応じて最適なプリント技術を組み合わせることで、試作から量産へとスムーズに移行できる体制を構築しています。



また、これまで、技術者はシートフレームを電気ソースに接続し、最終チェックを行った後、次の工程に移るためにシートを取り外していました。多くの場合、技術者は電気接続を忘れ、シートを取り外す際にコードを折ってしまい、組立ラインに数百ドルの損害を与えていました。このような製造過程でのヒューマンエラーによる破損リスクもFormlabsの3Dプリンタで作成した磁気接続部品を使用することで最小化することができ、さらなるコスト削減と生産効率の向上を図っています。


EOL(End-of-Line)コネクターピースは、シート組立工程の最終段階で使用される


シートフレームを電気ソースに接続し、最終チェックを行った後、次の工程に移るためにシートを取り外す

結果:生産性の向上とコスト削減
Formlabsの3Dプリンターの導入により、Brose社は設計・試作のフローを短縮し、効率的で柔軟な生産を実現しました。試作品の数量を従来の数十から数百、時には数千にまで対応可能となり、必要なテスト数にも迅速に応えることができるようになりました。これにより、従来の課題であった、少量試作や短納期の対応、コストや在庫管理面での課題を解消できるようになりました。

株式会社システムクリエイトは、今後もFormlabs製品を通じて、製造業界のさらなる革新と発展に貢献してまいります。ご質問お問い合わせは、下記までお願いします。
システムクリエイトについて
システムクリエイトは、ものづくり企業向けのソリューションプロバイダーとして、3Dプリンターや3Dスキャナーなどの3Dツール、工作機械の販売からCAD/CAMなどのソフトウェア、技術サポート、トレーニングまで幅広く提供しています。また、加工・造形の知識を活かして、受託造形の依頼もお受けしています。



■会社名:株式会社システムクリエイト
■代表者:代表取締役 川上 正義
■設 立:1992年6月19日
■本社所在地:大阪府東大阪市荒本新町1-20
■TEL:06-6618-8555
■FAX:06-6618-8566
■事業内容:3Dデジタルツール導入支援・販売・サポート
 ・ソフトウェア(CAD/CAM・IoTツール・解析)
 ・3Dプリンター / 3Dスキャナー
 ・工作機械
 (マシニングセンタ・NC旋盤・レーザ加工機・その他)
 ・3D技術代行サービス
■HP:https://systemcreate-inc.co.jp/




企業プレスリリース詳細へ

プレスリリース提供:PR TIMES

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

検索ワード

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

MOTA編集部は自動車に関する豊富な知識を持つ専門家チーム。ユーザーにとって価値のあるコンテンツ・サービスを提供することをモットーに、新型車の情報や、自動車の購入・売買のノウハウなど、自動車に関する情報を誰にでも分かりやすく解説できるように監修しています。

MOTA編集方針

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる