実用化目前の「空飛ぶクルマ」|JSSJ、ミズノ、CARTIVATOR、SkyDriveが専用シートを共同開発
2020年4月7日、ジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン株式会社(以下 JSSJ)、ミズノ株式会社(以下 ミズノ)と有志団体CARTIVATOR (以下 CARTIVATOR)、株式会社SkyDrive(以下 SkyDrive)は、2023年の実用化を目指してCARTIVATORとSkyDriveが開発を進める「空飛ぶクルマ」の乗員用座席の共同開発を進め、性能確認試験を開始したことを発表した。
次世代産業の空飛ぶクルマ
空飛ぶクルマとは、正式名称を「電動垂直離着陸型無操縦者航空機」と呼ばれ、電動化、完全自律の自動操縦、垂直離着陸が大きな特徴。モビリティ分野の新たな動きとして、世界各国で空飛ぶクルマの開発が進んでおり、日本においても都市部でのタクシーサービス、離島や山間部の新たな移動手段、災害時の救急搬送などにつながるものとして期待されている。
日本においても、2018年から「空の移動革命に向けた官民協議会」が開催され、2023年の事業開始、2030年の本格普及に向けたロードマップ(経済産業省・国土交通省)を制定。先進国においては渋滞緩和、災害時利用、新興国においては、インフラ不要の移動手段としての活用が見込まれている。
空飛ぶクルマの実用化へ向け4社が協力
CARTIVATORとSkyDriveは、「空飛ぶクルマ」の共同開発を進め、2023年の販売開始を目指しており、機体開発を進めて行く中で、非常着陸時に乗員を保護する衝撃緩衝機能が備わった乗員用の座席は、空飛ぶクルマの構成品の中で最も重要な部品のひとつ。しかし、航空機レベルの性能を有する既製品では、空飛ぶクルマと使用状態の想定に違いがあり、取扱いが難しいことが課題であった。
そんな中、シートベルト、エアバッグ、チャイルドシートなど、自動車安全分野のグローバルリーダーであるJSSJと、スポーツ品メーカーであるミズノの波形プレート「ミズノウエーブ」の技術を応用。4社で軽量高性能な「衝撃緩衝装置が内蔵されたシート」の研究開発を1年にわたり進め、性能確認試験を実施するにいたった。
性能確認試験概要・結果
■日時 :2020年3月3日(火)
■場所 :ジョイソン・セイフティ・システムズ・ジャパン株式会社 愛知川製造所
■試験内容:衝撃緩衝装置(ミズノウエーブ)内蔵の「空飛ぶクルマ」乗員用座席プロトタイプの性能確認を目的とした試験で、自動車のシートベルトやエアバッグの性能確認用に衝突状態の模擬をすることのできるSLED試験機を使用。
■試験結果:ミズノウエーブについては、設計通りの性能を発揮することが確認できたほか、一般的な航空機用の座席よりも乗員の腰椎の負担(荷重レベル)をかなり低く抑えることができる可能性のあることが明らかになった。
空飛ぶクルマのシートの特徴
ウエーブプレートの特性上、クッション性と安定性という背反する機能を共存させることができるため、一般的な衝撃緩衝装置付きの座席には必要ないくつかの構成要素を省略することができ、軽量化が図りやすいという特長を持つ。
また、従来のミズノウエーブと同様に、材料物性の調整ではなく、ウエーブプレートの形状を調整することで所望の構造特性を衝撃緩衝装置部分に与えることができるため、短期間で多くの開発サイクルを回すことが可能となり、開発期間の短縮化を図ることができる。
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