大型トラックのいすゞ ギガに高度運転支援機能など新規オプションを追加
2月27日いすゞは、大型トラック「ギガ」に運転自動化レベル2相当の高度運転支援機能「レーンキープアシスト(LKA)」ならび、スーパーシングルタイヤをオプションに追加し全国一斉発売を開始した。
安全なトラックを目指して
いすゞは、2019年12月26日に「ぶつからない」「つかれない」「こわれない」を目指した大型トラック「ギガ」の発売を開始した。既に展開している全車速ミリ波車間クルーズにレーンキープアシスト(LKA)の機能が今回新たに加わることで、SAE(米自動車技術会)が定める運転自動化レベル2相当の高度運転支援を実現。また、車両の軽量化および燃費向上に寄与するスーパーシングルタイヤを展開し、高効率輸送をサポートする。
いすゞは、「もっと走れる明日のために。」をコンセプトに掲げた「ギガ」の機能の追加により、毎日の安全運行を支援し、交通事故の低減やドライバーの運転疲労軽減に貢献していくとした。
新たに追加されるオプションの詳細
レーンキープアシスト(LKA)
車線逸脱時にドライバーに注意喚起する車線逸脱警報(LDWS)に加え、ステアリングの操作をアシストするレーンキープアシスト(LKA)をカーゴ系の主力車型にオプション展開。主な機能は以下の通り。
■車線維持支援機能
65km/h以上で走行中の車両が車線の内側を維持するようにステアリングの操作をアシストする。
■車線逸脱抑制機能
65km/h以上で走行中、ドライバーが意図せずに車線を逸脱しそうになると、車線の内側に戻すようにステアリングの操作を強くアシストし、車線逸脱を抑制する。
■低速時パワステアシスト機能
低速(~20km/h)および後退時のステアリングを電動でアシストし、軽い力での操舵が可能になった。運転のしやすさを向上させ、運転疲労の軽減に貢献する。
スーパーシングルタイヤ
トラックの後輪タイヤは通常片側2本セットで装着されるが、片側1本で車両重量を支えることができるようタイヤの構造を強化し、幅を広くしたスーパーシングルタイヤを一部車型にオプション設定した。タイヤとホイール本数を削減、ならびにアルミホイール化と合わせて最大約300kgの軽量化を実現、最大積載量の確保に貢献する。さらに、片側2輪に比べてタイヤの接地面が減ることから、転がり抵抗の低減、ロードノイズの減少、燃費向上に寄与し、輸送効率を向上させる。なお、スーパーシングルタイヤは空気圧や温度をドライバーが確認監視できるタイヤ空気圧モニタリングシステムとのセットオプションとなる。
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