クルマの総合魅力度を格付けチェック! 第1位はレクサス

2019年日本自動車商品魅力度調査を実施

CS(顧客満足度)に関する調査・コンサルティングの国際的な専門機関である株式会社J.D. パワー ジャパンは、今年で9回目の実施となる「2019年日本自動車商品魅力度調査」を実施した。

日本自動車商品魅力度調査とは、年に一回、新車購入後2~9カ月のユーザーを対象に、所有する自動車の性能やデザインといった商品魅力について10分野(外装、内装、収納とスペース、オーディオ・コミュニケーション・エンターテインメント・ナビ、シート、空調、運転性能、エンジン・トランスミッション、視認性と運転安全性、燃費)177項目で聴取し、商品魅力度に関するユーザーの評価を明らかにする調査である。ユーザーの評価を基に1000ポイント満点で商品魅力度スコアを算出する。

>>内外装や走りなどの魅力度を格付け! トップ15までをグラフで見る

総合ランキング

ブランド別ランキング トップ15

■1位:レクサス (733)

■2位:BMW(730)

■3位:ボルボ(728)

■4位:メルセデス・ベンツ(727)

■5位:アウディ(717)

■6位:フォルクスワーゲン(704)

■7位:MINI(700)

■8位:マツダ(681)

■9位:スバル(672)

■10位:トヨタ(654)

■11位:ホンダ(651)

■12位:三菱(648)

■13位:日産(637)

■14位:ダイハツ(607)

■15位:スズキ(606)

セグメント別:軽自動車 トップ3

■1位:ホンダ N-BOX

■2位:ダイハツ ウェイク

■3位:ダイハツ ムーヴキャンパス

セグメント別:コンパクト トップ3

■1位:マツダ CX-3

■2位:トヨタ アクア

■3位:ホンダ フィット

セグメント別:ミッドサイズ トップ3

■1位:フォルクスワーゲン ゴルフ

■2位:マツダ CX-5

■3位:MINI ミニ

セグメント別:ミニバン トップ3

■1位:トヨタ アルファード

■2位:ホンダ オデッセイ

■3位:トヨタ ヴェルファイア

業界平均の商品魅力度は向上

ミニバンのスコアが前年比アップ

商品魅力度のブランド別平均スコアは645ポイントで、前年比+7ポイントだった。前年もランキング対象だった58モデル中37モデルで前年よりスコアが上がった。カテゴリー別の評価も+6~9ポイントとなり、業界全体として評価が底上げされる結果となった。

セグメント別では、ミニバンセグメントの総合スコアが658ポイントと前年比+14ポイントで、他のセグメントよりも改善幅が大きかった。前年もランキング対象だったミニバン10モデル中9モデルで前年よりスコアが上がった。

ドイツの4ブランド、車載マルチメディアが好調

オーディオ関連の評価が向上

ドイツの4ブランド(アウディ、BMW、メルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン)の総合スコアは、前年比+14~21ポイントと業界平均の改善幅(前年比+7ポイント)を上回っており、ドイツブランドの商品魅力度が業界平均以上に進んだことを示している。

総合スコアの向上理由はブランドごとに異なるものの、車載マルチメディアシステム関連での評価の向上が4ブランドに共通しており(前年比+21~43ポイント)、中でもオーディオ関連項目(音質、運転中の操作性、ディスプレイの魅力、スイッチ類の見栄えと操作感、外部接続した音楽機器の再生しやすさ)での評価の向上が目立った。

ドイツブランドにおけるこの領域での商品力強化の取り組みが、新しい自動車の魅力としてユーザーに評価されつつある。

電気自動車の燃費評価、業界平均レベルを上回る

航続距離アップで評価が上昇

電気自動車の燃費カテゴリー評価は644ポイントとなっており、初めて業界平均の636ポイントを上回った。

燃費の評価は「一回の給油(満タン)/フル充電で走れる距離」と「燃費」の二つの詳細項目で測定しており、「一回の給油(満タン)/フル充電で走れる距離」の評価は依然として業界平均未満(6.07ポイント、業界平均:6.50ポイント)であるものの、「燃費」についての評価(6.75ポイント、業界平均:6.26ポイント)は業界平均を大きく上回ったことが今回の高評価の結果となっている。

従来、燃費関連の評価は電気自動車の弱みとされていたものの、経済性と航続距離のバランスにおいて、ユーザー評価に変化の兆しがみられる。

調査概要

■実施期間:2019年5月~6月

■調査方法:インターネット

■調査対象:新車購入後2~9ヶ月経過したユーザー

■回答者数:2万1728人

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