マクラーレン、スーパースポーツカー「Speedtail」を公開 | 最高時速は歴代最高の403km/h

伝説の「McLaren F1」を超える最速マシン、お値段2億5千万円以上

マクラーレン・オートモーティブは、マクラーレンのアルティメットシリーズの最新モデルとなる「McLaren Speedtail」の内外装とスペックを公開した。価格は、日本円に換算しておよそ2億5200万円(175万ポンド)から。限定数106台は既に予約で完売となっている。納車開始は2020年初頭からの予定。

※価格は1ポンド144円で計算

◆フルカーボン製ボディ採用!McLaren Speedtailの内外装をチェック

McLaren Speedtailのスペック

1.5トン以下のボディに総出力1,000馬力以上のパワートレインを搭載

McLaren Speedtailには、システム合計出力1,050PSを発揮するハイブリッド・パワートレインが搭載されている。一方、フルカーボン・ファイバー製のボディーや、アルミニウム製のアクティブ・サスペンション、カーボン・セラミック製のブレーキが採用されるなど軽量化が徹底された結果、乾燥重量1,430kgを達成した。

これにより、McLaren Speedtailの最高時速は、マクラーレン史上最速となる403km/h(250mph)。これは、同社からかつて登場した伝説のマシン「McLaren F1」の最高速度記録である391km/hを上回る性能となっている。加速性能は0-300km/h(0-186mph)12.8 秒となっている。

最高速度の403km/hに到達するための走行モードとして「ヴェロシティ・モード」が用意された。このモードでは、ハイブリッド・パワートレインの最適化が行われるほか、アクティブ・リア・エルロン(補助翼)の角度の変更や、ロードクリアランスを35mm低くするなどの調整が行われる。

装着されるタイヤは、マクラーレンのテクノロジー・パートナーであるピレリによって開発されたビスポーク・タイヤ「P-ZERO」が採用された。

McLaren Speedtail 外装面の特長

McLaren Speedtailの全長は5,137mm。ボディ全体のフォームは、上方から見るとティアドロップ(水滴)型の形状となっているが、これは、ティアドロップ型が自然界において最速移動を可能とする形状であることから採用されている。

エクステリアでは従来のドアミラーの代わりとなる格納式デジタル・リアビュー・カメラの搭載や、フロントホイールのカーボン・ファイバー製スタティック・エアロカバーの採用など、空気抵抗の軽減が細部まで意識されている。

また、フロントホイール部には軽量のカーボンファイバー製スタティック・エアロカバーが導入された。これはホイールの回転に合わせて位置が固定されるよう設計されており、ホイール周辺での乱気流を防ぐ効果がある。

McLaren Speedtail 内装面の特長

ドライバーが中央に配置されるシートレイアウト

McLaren Speedtailのドライバーズ・シートは、ラグジュアリーなコックピットの中央に位置し、そのやや後方に2 つのパッセンジャー・シートが配置されている独特なレイアウトだ。ラゲッジ・スペースはノーズとテールの両方に配置されている。

インパネにあたる部分にはコントロール・システムが設置され、ここで運転時の各種操作を行うことができる。この従来のクルマにあったようなボタンやスイッチがほぼすべて取り除かれたことも特長の1つだ。

上部でカーブしたウィンドスクリーンは、ルーフの一部となっており、コックピットは驚くほど明るい。なお、パッセンジャーが望まない場合には、ポートホール、ドア上部のガラス部分およびリアクォーターウィンドウを半透明にすることも可能。

また内装の大部分では、オーナーの好みに合わせてパーソナリゼーションを行うことが可能。好みの色のステッチ・パターンを選ぶことや、デジタル・キルティングやユニークなデボス(空押し)、エンボスのパターンによって、レザーに装飾をいれることができる。これにより、どのMcLaren Speedtailも、オーナーだけのユニークな1台となる。

高級時計ブランド「リシャール・ミル」とのコラボで生まれた新素材も採用

今回マクラーレンは、スイスの高名な時計ブランドであるリシャール・ミルとのコラボレーションにより、自動車業界では世界初となる、シンプライ・テクノロジー・カーボンファイバー(Thin-Ply Technology Carbon Fibre:TPT)を開発した。この素材は、厚さがわずか30ミクロンで、それぞれが45°の角度で並んだ、無数の極薄カーボン層で構成されており、表面を丁寧に引き延ばすと、水流のように層状になった、きらきら光る構造となっている。

McLarenSpeedtailでは、この新素材を頭上のコントロール・パネルやギアシフトのパドル、ステアリング・ホイールの留め金といった、さまざまな部分に組み込むことができる。TPTと18K ホワイト・ゴールドが組み合わされた、マクラーレン・バッジも用意されている。

マクラーレン・オートモーティブ最高経営責任者 マイク・フルーウィット氏コメント

マクラーレンが、McLaren Speedtailのようなクルマを作ったことは、これまでありませんでした。当社初の「Hyper-GT」である McLaren Speedtailは、アートとサイエンスが融合された究極のロードカーです。驚異的な最高速度、アイコニックなセントラル・ドライバーズ・シート、ならびに画期的なビスポークのパーソナリゼーションが組み合わされています。かつて世界最高速度を樹立した、なめらかなフォームを持つ「ストリームライナー」を連想させる軽量のカーボン・ファイバー製ボディーに、革新的なハイブリッド・パワートレインが配置されています。

さらに、ラグジュアリーな3シーターのコックピットは、これまでのどのロードカーでも味わうことができなかった、素晴らしいドライビング・エクスペリエンス、比類なき個性、革新的な素材が一体となった感動をお届けします。

マクラーレン・オートモーティブ概要

マクラーレン・オートモーティブは、ラグジュアリーかつハイパフォーマンスなスポーツカーおよびスーパーカーを製造するマクラーレン・グループ最大の企業。同社の自動車は全て、英国サリー州ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)において、手作業で組み立てられる。

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