約1.5億円!サーキット専用のマクラーレン セナGTRを発表【ジュネーブショー2018】

マクラーレンは、サーキット専用のマクラーレン セナ GTRの生産を発表。ジュネーブショー2018において公開した。

最大75台のサーキット専用マシンが生産され、1台の価格はおよそ100万ポンド(UK国内税別暫定価格)で、日本円に換算すると約1億4800万円となる(2018年3月14日時点)。

マクラーレン セナ GTRは、既に完売してしまった公道走行が可能なマクラーレン セナに比べ、さらなるパワーおよびトルクの増大と1000kgに達するダウンフォースを実現し、F1を除くマクラーレン最速のラップタイムを記録している。

なお、マクラーレン セナ GTRの詳細なテクニカルデータは今年の後半に明らかにされる予定。

主な特長

トップクラスのサーキットカーに求められる、コアの強度と剛性を確保するために、マクラーレン セナと同じカーボンファイバー製 Monocage III構造が採用されているマクラーレン セナ GTRは、乾燥重量も最軽量のロードカーであるマクラーレン セナと同じ1198kgである。

4リッターV8ツインターボエンジンが生み出すパワーとトルクは、公道走行が可能なマクラーレン セナの800PSおよび800Nmからさらに向上して最高出力は少なくとも825PSに増大し、直線でのスピードはスタンダードモデルより速くなっている。

サーキット専用トランスミッションと改良されたダブルウィシュボーン式サスペンション、Pirelli製スリックタイヤがもたらすさらなる効果により、ダウンフォースは最大1000kgに達する。それにより、マクラーレン セナ GTRは、F1以外では、マクラーレン史上最速のラップタイムを記録した。

また、デザインではトレッドが広くなり、フロントとリアのフェンダーが新しくなるほか、カーボンファイバー製のボディもよりシンプルになっている。

フェンダーと他のエアロダイナミクス・コンポーネントはコックピットにクリップオンされているような設計で、簡単にモディファイが可能。さらにホイールのデザインも、サーキットでの使用を想定した新しいものとなっている。

また、ロードカーのマクラーレン セナとは異なり、マクラーレン セナ GTRでは、ポリカーボネートのチケットウィンドウを採用した。

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樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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