マツダとトヨタが北米で合弁会社を設立|マツダの新型SUVとカローラを現地生産へ
トヨタとマツダは、米国アラバマ州ハンツビル市において2021年より完成車生産を行う合弁新会社「Mazda Toyota Manufacturing, U.S.A., Inc.(MTMUS)」を設立した。
両社が折半出資で約16億米ドルを投資する新工場は、4000名近くの従業員を新たに雇用し、2021年の稼働開始以降、トヨタ・マツダ向けの各生産ラインで、トヨタのカローラとマツダが北米市場に新導入するクロスオーバーモデルを15万台ずつ生産する予定。
今後、アラバマ州とハンツビル市の協力のもと、合弁新工場敷地の造成を進め、2019年以降、本格的な建設を進めていく。
各コメント
▼MTMUSのPresidentに就任するマツダ執行役員の相原真志氏
「私たちはMTMUSを、地域の皆様から末永く愛される工場にしたいと考えています。マツダとトヨタの技術や企業風土などの強みを融合させることで、高品質なクルマを生産するだけではなく、従業員が働くことに誇りを感じる工場をつくり、地域経済ならびに自動車産業のさらなる発展に貢献してまいります。そしてMTMUSで製造されたクルマが、移動手段の枠を超えて、お客様のライフスタイルをさらに彩り豊かにする存在になるものと願っています」
▼MTMUSのExecutive Vice Presidentとなるトヨタ常務理事の籠橋寛典氏
「トヨタの11か所目の米国生産拠点となるMTMUSは、私たちの米国への継続的なコミットメントを象徴するだけではなく、米国生産事業の競争力向上のカギとなる工場です。トヨタとマツダのモノづくりに関する知見を持ち寄り、合弁事業のシナジーを生み出すことで、高い競争力を誇る工場を実現し、お客様に優れた品質のクルマをお届けしていきます。そして、ホームタウンの方々から愛される『町いちばん』の工場づくりに取り組んでまいります」
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