ホンダ、原付三輪スクーター「ジャイロX／ジャイロキャノピー」のメンテナンス性を向上

ホンダは、積載性に優れ宅配など幅広いビジネス用途で活躍している原付三輪スクーターのジャイロXとジャイロキャノピーを、平成28年排出ガス規制に適合させるとともに、一部仕様を変更して9月22日に発売する。

価格（消費税込）は、ジャイロX ベーシックが39万7440円、スタンダードが41万9040円、ジャイロキャノピーが56万520円となる。

今回、平成28年排出ガス規制対応として燃料蒸発ガス抑制装置や、排出ガスの異常を警告する車載故障診断装置を装着。新たにリアフェンダーの左側にエンジンオイルの点検・交換時に役立つ開閉式の点検窓を設置し、オイルレベルゲージの延長とあいまってメンテナンス性を向上させた。

また従来同様、電子制御燃料噴射装置（PGM-FI）や触媒装置（デュアルコアキャタライザー）による環境性能や経済性に優れた水冷・4ストローク・OHC・4バルブ50ccエンジンを搭載。走行安定性の高い車体には、前・後輪にアルミ製ホイールやチューブレスタイヤ、大径ドラムブレーキを装備している。

ジャイロXは、ウインドシールドと車体前・後にキャリアを装着したスタンダードタイプと、ウインドシールドとリアキャリアを廃したベーシックタイプの2タイプを設定した。

また、ジャイロキャノピーは、雨や埃など天候の影響を受けにくい大型フロントスクリーンとルーフを装着しつつ、開放感のある運転スペースと良好な視界を確保。宅配ビジネスや出張修理サービスなど、多様化するビジネス用途の要望に対応できるようにした。

ジャイロXのカラーリングは、両タイプともシャスタホワイトとファイティングレッドの2色を用意。ジャイロキャノピーにはシャスタホワイトの1色を設定した。