「DS 4/DS 4 クロスバック」にクリーンディーゼルエンジン“BlueHDi”を搭載
プジョー・シトロエン・ジャポンは、「DS Automobiles」の4ドアクーペ「DS 4」ならびに30mmアイポイントの高いSUVタイプの「DS 4 クロスバック」にクリーンディーゼルエンジンを搭載し、「DS 4 BlueHDi」「DS 4 クロスバック BlueHDi」として7月12日より発売した。価格(消費税込)は「DS 4 BlueHDi」が349万円、「DS 4 クロスバック BlueHDi」が361万円。
なお、「DS 5 BlueHDi」は2017年1月の導入を予定。ガソリンモデルも引き続き販売される。
PSAグループは長年にわたりディーゼルエンジンの開発に取り組んでおり、その歴史は1922年のプジョーによる初のディーゼルエンジンでのテスト走行やPeugeot 403Dの量産車発売(1958年)に遡る。
その後も欧州の厳しい排出ガス規制に適合する、クリーンで効率のよいディーゼルエンジンを各ブランドのモデルに搭載し市場をリードしてきた。その集大成ともいうべきエンジンがBlueHDiである。すでに2015年累計生産100万台を突破しているこのエンジンが、今回プジョー、シトロエン、DSの3ブランド全9モデルに搭載され、ついに日本市場へと導入される。
DS AutomobilesではDS 4とDS 4 クロスバックに180馬力を発生する2.0L BlueHDi エンジンを採用、クリーンでエコ、そしてパワフルなパワートレインに、DSならではの個性的なデザインが融合し、さらに魅力的なクーペとして完成した。
PSAグループのクリーンディーゼルエンジン「BlueHDi」の主な特長
◆CO2排出量を約15%軽減し、燃料消費量を約25%改善した環境性能
◆AdBlue(尿素水溶液)式SCR(Selective Catalytic Reduction)によりNOx90%、PM99.9%を除去、最新の欧州排ガス基準Euro6および日本のポスト新長期規制に適合したクリーン技術
◆最高出力180ps、最大トルク400Nm、トルクフルで力強い走り
◆エコカー減税100%適用、購入費用とランニングコストを軽減した優れた経済性
▼PSAグループ BlueHDi ディーゼルエンジンの特長
(1)欧州と日本の環境基準に適合したPSAグループ独自のクリーンテクノロジー
BlueHDiは、3つの排気制御メカニズム=1.酸化触媒装置、2.SCR(選択還元触媒)、3.DPF*(微粒子フィルター)を搭載することで、ディーゼルからの排気汚染物質量を常時大幅に削減することを実現している。同じ性能のガソリン車と比較した場合、燃料消費は25%、CO2排出量は15%低減する。
またSCRにAdBlue**を使用することでNOx(窒素酸化物)を90%削減、さらにDPFの上流(エンジン側)にSCRを配置することによってエンジン始動直後(低温時)から迅速にNOx除去が可能となりDPFの効率を高めている。加えてDPFのコンパクト化やCO2排出量の低減にも貢献。これは多くの特許を取得したPSAグループ独自のテクノロジーで、世界で初めてDPFを採用した経験と技術蓄積が活かされている。
*DPF(Diesel Particulate Filter)PSAグループ独自のテクノロジーによるDPFは、走行環境、粒子の大きさを問わず、エンジン始動後ただちにほとんどの粒子状物質を除去する。フィルター内に粒子状物質(すす)が溜まると、電子制御によって排気温度が高まりすすは再燃焼、フィルター内のPMを99.9%取り除く。その際、フィルターは再生されるので特別なメンテナンスは必要ない。排ガスのクリーンさは清潔な室内の空気にも匹敵する。
**AdBlue(尿素水溶液)AdBlue(尿素水溶液)は、トランクルーム下のタンクに貯蔵される。1年または10,000kmを目安に、販売店での点検・補給を推奨する。その後、残りの走行可能距離が2400km以下となった場合、警告ランプと残りの走行可能距離の表示によって、補給の必要性を知らせる。
(2)効率的な燃費を実現
コモンレール式高圧噴射システムを持つ4気筒ターボディーゼルエンジンは、高圧縮比のシリンダー内に、サプライポンプ~コモンレールを介して最大2,000バールの高圧燃料を直接噴射、可変ジオメトリーターボチャージャーの効果と併せて、低回転域から力強いトルクと優れた燃費性能を発揮する。
さらに効率化とフリクションロスの低減が徹底的に追求された。摩擦を軽減する粘度の低いオイルを使用、ピストンピンにダイアモンドライクコーティングを施し、Euro5バージョンと比較して約7kgというエンジン単体の軽量化を実現している。新世代の6速オートマチックトランスミッション「EAT6*」や、信号待ちなどで自動的にエンジンが停止し再始動するストップ&スタートシステムの搭載によりDS 4の燃料消費量はガソリンモデルに比べて飛躍的に向上している。
*EAT6(Efficient Automatic Transmission):トルクフルなBlueHDiとの相性がよく、クイックかつスムーズなシフトチェンジを可能にするアイシンとの共同開発によるオートマチックトランスミッション。ギヤレシオをガソリンよりも、さらにハイギヤード化することで同一速度域でのエンジン回転を下げ、新開発のクラッチによってロックアップ領域を拡大、トルクコンバーターのスリップロスを低減させている。ミッション全体のフリクションロスもさらに低減し、マニュアルトランスミッションとほぼ同等のエネルギー伝達効率を追求することによって、スムーズで省燃費、静粛性を高めた。組み合わされるストップ&スタートはオルタネーター方式で、クイックで静かな再始動が可能。
(3)パワフルな動力性能
パワフルな動力性能もBlueHDiの大きな魅力である。DS 4とDS 4 クロスバックに搭載される2.0Lエンジンは、今回導入されるPSAグループのラインナップの中でも最もパワフルで、最高出力は133kW(180ps)/3,750rpm、最大トルクは400Nm/2,000rpmを発生する。
ガソリンエンジンモデルと比べパワーは+9%アップ、トルクは+67%と大幅に向上、加速性能に優れ、今までにないドライビングプレジャーをもたらす。
(4)購入費用とランニングコストを軽減した優れた経済性
BlueHDiは全車クリーンディーゼルで、エコカー減税対象車である。減税率は重量税、自動車取得税が100%、自動車税は概ね75%、取得費用や車検時の費用が大幅に軽減される。
さらに燃料である軽油はハイオクガソリンに比べ大幅に安価である。低燃費で燃料価格も節減できるBlueHDiは、日常のランニングコストにも大きなメリットをもたらす。
「DS 4」ならびに「DS 4 クロスバック」の特長
■デザインとスタイリング
クーペのような美しいボディラインとダイナミックかつスポーティーな走りを兼ね備えたDS 4は、その流麗なフォルムから、最も美しいクルマに贈られる『Most Beautiful Car of The Year 2011』をデビュー直後に受賞したことでも知られている。
流れるようなラインで形成されたクーペスタイルのサイドビューや、ボリュームあるリアエンド、さらにリアウインドウ内に隠されたリアドアハンドルなどの特徴的なボディラインに加え、バイキセノンヘッドライトとLEDポジションランプからなるDS LED VISIONは機能とデザインを兼ね備えた新しいDS 4のアイコンでもある。
さらにDS 4は、シート形状やデザインのディテールにもこだわっている。オプションのクラブレザーシートは最高級とされるセミアニリンレザーを贅沢に使用、時計のストラップをモチーフに一流の職人が手掛けたステッチや仕上げはパリ生まれのオートクチュールをイメージしている。
他にも大容量370Lのトランクルームや左右独立調整式エアコンなど使い勝手の良さと快適性も追求している。
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