AMGスポーツモデル「メルセデス・ベンツ C450 AMG 4MATIC」を発表
Mercedes-AMGの新コンセプト「AMGスポーツモデル」第一弾
メルセデス・ベンツ日本は、「C 450 AMG 4MATIC」を発表し、7月21日より注文受付を開始した。なお、発売は9月を予定している。
セダン、ステーションワゴンともに左ハンドル仕様で、価格(消費税込)は、セダンが863万円、ステーションワゴンが943万円となる。
「AMGスポーツモデル 」は、Mercedes-AMGが専用開発した高出力V6エンジンと、パフォーマンス志向の四輪駆動システム「AMG 4MATIC」を備えたMercedes-AMGの新しいコンセプト。
高レベルの走行性能を実現するAMGテクノロジー、モータースポーツを想起させるエモーショナルなAMGサウンド、スポーツマインドを刺激するAMGデザインの3つが大きな特長となる。
その「AMGスポーツモデル」の第一弾として、今回「C 450 AMG 4MATIC」 を導入することになった。
AMGテクノロジー
Mercedes-AMG専用開発 3.0リッターV型6気筒ツインターボBlueDIRECTエンジン
心臓部には、Mercedes-AMGが「AMGスポーツモデル」専用に開発した高出力のV6エンジンが搭載される。最大圧力200barのピエゾインジェクターとスプレーガイド式燃焼システムによって、常に最適な燃焼状況を作り出す。
さらに、クランクケースとシリンダーヘッドをアルミニウム製とし、軽量化も実現。シリンダーウォールには摩擦低減と高強度を実現するNANOSLIDE加工を施した。これらMercedes-AMGの最新テクノロジーによって、最高出力270kW/367PS、最大トルク520Nmを発揮し、0-100km/h加速4.9秒 (ステーションワゴンは5.0秒 )というパフォーマンスを実現した。
パフォーマンス志向の四輪駆動システム「AMG 4MATIC」
高性能エンジンのパワーを四輪に最適に配分するMercedes-AMGが開発した四輪駆動システム「AMG 4MATIC」をCクラスとして初めて搭載。駆動力の変動によるステア特性の変化が少ないため、直線でもコーナーでもドライバーの意志とひとつになって正確に路面をトレースする安定した挙動を実現する。
33:67とリア寄りのトルク配分と低めに設定されたロッキングトルクにより、スポーツ走行時などで強力なトラクションと安定感あるハンドリングを提供する。
AMG RIDE CONTROL スポーツサスペンション
足回りにMercedes-AMGが開発した「AMG RIDE CONTROL スポーツサスペンション」を採用。
AMGダイナミックセレクトスイッチまたは専用ボタンにより 「Comfort」、「Sport」、「Sport Plus」の3つのモードから電子制御ダンピングシステムの減衰特性を選択することができる。ダイナミックなスポーツ走行から快適な長距離ドライブまで高いアジリティ性能と快適性を両立する。
AMG パラメーターステアリング
クイックレシオに設定されたラック&ピニオン式のステアリングを採用。リニアかつクイックなハンドリング特性を実現した。
電動パワーステアリングの採用により、駐車時や市街地など低速走行時には操舵力を低減、高速走行時では安定性を向上させるよう、パワーアシスト量が変化する。
さらに車速だけではなく、AMGダイナミックセレクトのドライブモードによってもパワーアシスト量が変化。スポーティなドライビング時にはアシスト量が減少し、正確なステアリングフィールと路面からのダイレクトなフィード バックを得ることが可能。
高性能ブレーキシステム
フロントに360mmのドリルドベンチレーテッドディスク、リアに320mmのベンチレーテッドディスクを採用し、ハイパフォーマンスに対応する強大な制動力と耐フェード性、ペダル操作に対する優れた応答性を発揮する。
AMG ダイナミックセレクト
快適なクルージングからダイナミックなスポーツ走行まで、センターコンソールのスイッチを操作するだけでドライバーが望むキャラクターにセッティング可能なシステム。
トランスミッションのシフトプログラムに加え、エンジン特性、サスペンションの減衰特性、ステアリング特性、ECOスタートストップ機能が連動して変化する。
AMGサウンド
AMGエグゾーストシステム
軽量かつ低背圧タイプの「AMGスポーツエグゾーストシステム」を装備。モータースポーツを想起させるエモーショナルなサウンドを発生する。特にS+(Sport Plus)モードでは、官能的なV6サウンドを楽しむことができる。
Cクラスのテクノロジー
アルミニウムハイブリッドボディ
ボディシェルのアルミニウム使用率を約50%と、量産車としては類を見ないレベルに高めながら、高張力鋼板などを適材適所に組み合わせた革新的な軽量高剛性アルミニウムハイブリッドボディを採用した。重心位置の低下によるスポーティかつ俊敏なハンドリング、NVH(騒音、振動、ハーシュネス)特性の最適化など、数多くのメリットをもたらしている。
ボディの製造工程において、メルセデス・ベンツは自動車メーカーとして世界で初めて、 量産車に「ImpAcT(Impulse Accelerated Tacking)」接合方式を採用した。これは、アルミニウムとスチールのコンポーネントを重ね合わせ、そこに高速でリベットを貫通させることで接合する技術。ドアやボンネット、ルーフなど外板パネルの大半にアルミを採用することで、徹底した軽量化を実現した。
メルセデスの高い安全性
レーダーセンサーにより先行車を認識して、設定速度の範囲内で車間距離を適切に維持して追従するとともに、先行車が停止した場合は減速して停止する渋滞追従機能を備えた「ディストロニック・プラス」やドアミラーの死角範囲をレーダーによってモニターして危険性を警告する「ブラインドスポットアシスト」、ドライバーの疲労や不注意による走行車線の逸脱をステアリングを微振動させてドライバーへ警告する「レーンキーピングアシスト」などを含む先進の安全運転支援システム「レーダーセーフティパッケージ」を標準装備し、高い安全性と快適性を実現している。
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