ダイハツ コペン、DRESSパーツを3Dプリンターで製作する共同開発を開始
ダイハツとストラタシス・ジャパンは、ダイハツが販売する軽オープンスポーツカー「コペン」のDRESS-FORMATIONの拡がりを模索する中で、3DプリンターによるコペンのDRESSパーツを共同開発し、市販化に向けた検討を開始した。
今回、デザイン開発したDRESSパーツは、3Dプリンターメーカーの「ストラタシス」と、自動車メーカーの「ダイハツ」に加え、有限会社znug design(ツナグデザイン)の根津 孝太氏、アーティストであり3Dクリエイターの「SUN JUNJIE(そん じゅんじぇ)」氏による共同開発。
コペンのDRESS-FORMATIONの考え方をさらに広げる、自分らしいクルマの表現方法の一つとして、バンパーやエンブレム周りを加飾するためのDRESSパーツ「Effect Skin」を開発した。
Effect Skinは、アルゴリズムを利用して、ユーザー自身が世界に一つのDRESSパーツをデザインし、その3次元データをもとに、3Dプリンターで実際に商品とする「DDM(ダイレ クト・デジタル・マニュファクチャリング)」となる。
それぞれの役割
<ダイハツ工業>
骨格+樹脂外板構造の新型コペンで実現した「DRESS-FORMATION」のさらなる拡がりを実現すべく、外板などの図面情報をサードパーティに公開していた。
<ストラタシス・ジャパン>
3Dプリンターの性能向上などにより様々な素材の加工が可能となる中で、ユーザーが3Dプリンターを身近に感じられるモノの提供を模索し、ダイハツとの連携を通じて、気軽に自動車の外板部品をカスタマイズできるパーツ製作への取組みに着手。今後、ユーザーがデザインしたDRESSパーツのデータをもとに、商品化へ向けた同社3DプリンターによるDDM(ダイレクト・デジタル・マニュファクチャリング)によるパーツ製作を担当。
<SUN JUNJIE>
ダイハツとストラタシスの取組みについて、3Dクリエイターとして参画。アルゴリズミックデザインを用いて視覚的なエフェクトを再現し、DRESSパーツをデザインした。今後、市販化に向け、パラメトリックモデルを公開し、ユーザー自身が世界に一つの自分だけのDRESSパーツをデザインすることを可能にする。
<根津 孝太>
新型コペンの開発段階からアドバイザーとして参画。今回のプロジェクトでは、異なる業種同士のコラボレーションによる相乗効果を狙い、プロジェクト推進を行った。
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