ポルシェ カイエンSハイブリッド 実燃費レビュー【一般道編】(2/2)
- 筆者: 金子 浩久
- カメラマン:オートックワン編集部
ハイブリッドだろうと、やはりカイエンはカイエンだった!
走りっぷりに関しては、他のカイエンと変わらない。パワフルなエンジンによる強力な加速と、ガッチリとしたボディ。遊びが少なく、正確なステアリングはSUVとして例外的にシャープなハンドリングを実現していて、ボディの大きさを感じさせない。
エンジンがアイドリングで止まらなければ、他のカイエンとの体感上の違いも少ない。
ただし、例外はフットブレーキの感触だ。フットブレーキを踏み込んで、ペダルのストロークが4ミリを超えた時点でエネルギーの回生が最大となり、同時にそこからディスクブレーキを作動させるので、ちょっとした癖がある。
ポルシェ特有のガッチリしたブレーキとは、少し違う。甲州街道が酷い渋滞で、府中から新甲州街道(日野バイパス)に入るまで、少し走っては停まってを繰り返していた。いくらアイドリングストップがコマメに行われようとも、渋滞が酷くては燃費にいいわけがない。
渋滞の中での燃費は、7.5km/Lから7.8km/Lの間を上下していた。それが、新甲州街道(日野バイパス)に入って周囲のクルマが流れ始めてからは、すぐに8.0km/Lから8.4km/Lへと向上。最終的に、JR高尾駅前では8.5km/Lを記録した。
●走行区間:JR飯田橋駅前(東京都千代田区)~JR高尾駅前(東京都八王子市)
●走行ルート:外堀通り→靖国通り→青梅街道→山手通り→国道20号線(甲州街道 日野バイパス経由)
●走行距離:48㎞
●最高燃費:リッター8.5㎞/L
編集後記
今回は、注目のポルシェ カイエンS ハイブリッドで燃費レビューに挑戦です。まずは一般道編。東京はど真ん中の飯田橋をスタートです。外堀通りから、靖国通りを経て、中野坂上、初台交差点を抜けて甲州街道へと入ります。と、ここでいきなりの大渋滞に遭遇。結局渋滞原因もわからず、抜けきったのは調布の味の素スタジアム付近。初台交差点から、ここまで所要時間約1時間40分。気力も体力もグッタリモードですが、ゴールはまだまだです。
途中、府中を過ぎた付近から新しい甲州街道へ入ります。以前までは、国立府中ICへ行く専用道路のような中途半端だった道が、今では立派な新甲州街道(日野バイパス)へと姿を変え、府中から一気に八王子市街地まで20分たらずで行けるようになりました。まさにワープのような感覚です。いままでは、立川の日野橋付近で渋滞にハマるというのが甲州街道の鉄則でしたが、もうそこを通らなくても日野や八王子市街地へ行けるようになったのです。
あぁ、時代の移り代わりはなんてはやいこと…しばらく通らないうちに、続々と新しい道は誕生しているのですね~!
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