BMW 新型1シリーズ「118d」試乗・燃費レビュー/こんなに楽しいFRを手に入れられるのは最後かも!?(2/2)

BMW 新型1シリーズ「118d」試乗・燃費レビュー/こんなに楽しいFRを手に入れられるのは最後かも!?
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「BMW 118d」高速道路燃費テスト/快適なれど、ランフラットは“?”

「BMW 118d」高速道路における実燃費:19.7km/L

走行距離:176.9km

さて、高速道路だ。料金所から一気に加速するときにグイグイと後ろから押し出されるFRの感覚は快感以外の何物でもない。それをこのサイズで味わえるのは貴重だ。さらに、100km/h巡行時のエンジンの回転は1400rpmほどなので、あまりエンジン音も気にならずに快適に走行が可能だ。

BMW 1シリーズ 118d

ここで気になるのは、フロア周りからのロードノイズと振動だ。幸いにも良くできたシートがそのショックを吸収はしてくれるが、それでも硬さを感じる乗り心地である。この硬さとノイズの多くはランフラットタイヤの影響が大きい。

さすがに初期のころよりははるかに普通になったとはいえ、それでもサイドウォールの硬さが伝わってくる。もちろんこれも慣れの問題にも繋がるが、疲れを誘発することには変わりはない。一度、普通のタイヤと履き替えて乗り比べをしてみたいと思う。

サスペンションは硬めではあるが、がちがちということはなく“角を落とした”印象で、それをさらにシートのクッションが吸収してくれるので不快には感じなかった。

BMW 1シリーズ 118d

また、ストップアンドゴー機能付きアクティブクルーズコントロールは停車時からセットが可能なので、高速や街中での渋滞時も積極的に利用できる。

そのセットもステアリング左側にあるスイッチをオンにし、ロール式のダイヤルで上限速度をセットすれば終わりと実に簡単。前車が発進すればアイドルストップからエンジンがかかるので、その時に一瞬アクセルを踏めば、あとは前車を追従するという極めて楽な装備といえる。

ただし、一度だけ何らかのエラーで前車が停止したにも拘らず加速しようとしたことがあったので、全てを機械任せに出来るというものではない。あくまでも自動運転ではなく、運転をサポートする機能であることを認識しておこう。

高速では比較的アクティブクルーズコントロールを使用し走行した結果、燃費は「19.7km/L」という数値であった。一部の渋滞区間がなければ20km/Lを超えるだろう。

「BMW 118d」ワインディング燃費テスト/実に楽しいコンパクトFR

BMW 1シリーズ 118dBMW 1シリーズ 118d

「BMW 118d」ワインディングにおける実燃費:4.0km/L(参考値)

走行距離:7.7km

このクルマの大きな魅力は、前にも書いた通りコンパクト(というには若干大きいが)サイズのFRということだ。

そこで、ワインディングロードに持ち込んでみた。ディーゼルであってもほぼ50:50(車検証上で1480kg 前:760kg 後:720kg 51.4:48.6 因みにBMW118iでは、1430kg 前:730kg 後:700kg 51.0:49.0)の重量配分で、かつ、豊富なトルクを使うことで、十二分にワインディングを楽しむことが出来る。更にそこにクイックで素直なハンドリングが楽しさを助長する。

ハンドリング特性は弱アンダー気味で、きちんとコーナー手前でスローダウンし、ステアしながらアクセルオンという、FRの特性に則ったドライビングを心がければプッシュアンダーなどは出ず、きれいに望んだラインをたどることが可能だ。

FFの場合、アンダーが出るとアクセルを一瞬オフにしてタックインを使いながらコーナーを抜けることがあるが、FRの場合は基本アクセルオン。つまり、常に加速しながらコーナーを抜ける楽しさが味わえるのだ。

BMW 1シリーズ 118d

峠道ではSPORTモードを選択。パドルシフトはないので、マニュアルシフトでアップダウンを繰り返しながら走り回った。アップはレバーを手前に、ダウンは押すタイプなので、慣れるまでに若干時間を要したので、ぜひパドルシフトは装着してほしいし、その方がより楽しさが増すだろう。

このように楽しさを味わいながらワインディングを駆け巡った結果、燃費は「4km/L」という数値だった。

何度も書いたが、このサイズでFRの楽しさを味わえる118dの魅力は大きい。ボディ剛性が高いことから来る安心感とともに、それはハンドリングにも表れており、コーナー途中の多少の段差程度ではミシリともいわないし、ハンドリングがぶれることもない。

次期1シリーズはFFになるといううわさも飛び交っているので、FRでこのサイズのクルマを手に入れるのは、今が最後のチャンスかもしれない。

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内田 俊一
筆者内田 俊一

1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を生かしてデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

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