光岡 新型霊柩車(おくりぐるま)ミツオカリムジン Type4 発表会速報
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今や霊柩車とは言いません!
人生最後に乗る車・・・、といっても過言ではない「霊柩車」。
ちょっと昔なら「霊柩車をみたら親指を隠せ」なんて言われたことのある人、きっと多いのではないだろうか?
子供の頃、霊柩車を見ると、なんだか一種異様な雰囲気を感じていたのは私だけではないだろう。亡くなった人が乗る、哀しい車というイメージが、今では天国へ連れて行ってくれる車という観点から、心を和ませてくれる車へとイメージチェンジも図られ、名前も霊柩車ではなく「おくりぐるま」なんていう呼称も徐々に一般的になりつつあるとか。
今回、日本のカロッツェリアこと、光岡自動車が手掛ける「おくりぐるま」の新型モデルが、東京は大門の自動車会館で発表された。
その名も「ミツオカリムジン Type4」。
現在、街で見かける霊柩車のそのほとんどは、シックでシンプルな洋式デザインが一般的。一昔前の豪華絢爛な宮大工装飾さながらの和式霊柩車は、今ではあまり見かけなくなった。
さて、その光岡の新型おくりぐるま「ミツオカリムジン Type4」とはどんなクルマなのかというと、クラシカルで重厚なデザインが光る様式スタイルのモデルだ。
2名乗車用と、5名乗車用の2タイプが設定されており、完全受注生産体制で承るとのこと。しかし、そんなおくりぐるまは、そもそもどれだけの市場ニーズを抱えているのか疑問だ。
ずばり年間約400台超。その中でも光岡自動車が占める割合はなんと20%弱と、そう、光岡自動車は言わずと知れた一大霊柩車メーカーなのだ。
一大霊柩車メーカーと呼ぶのが相応しいかどうかわからないが、光岡自動車は17年前から、この霊柩車の輸入・販売を行っており、2002年からは自社での製造販売も手掛けているという老舗だ。
そんな光岡が手掛けた「ミツオカリムジン Type4」の中身はといえば、やはり気になるのが、遺体を納める霊安室。なんとクロームメッキ加工やステンレス素材を採用した美しい内装が自慢という。
そしてスムーズに棺を出し入れできるように精巧な設計が施されたスライドレール機能も有し、まさに商品ならぬ“匠品”がそこにあるのだ。また、地域に合わせたニーズにも対応できるとして、例えばボディカラーや、内装飾、生地素材、色づかいまでもが、自由に富んだ様々な要望に応えられるという。
この「ミツオカリムジンType4」を購入する際には、こんな面白いプランも用意されている。
霊柩車はそもそも走行距離がとても短いクルマ。その為、15年から20年という長期所有される葬儀屋さんも多いのだという。
そんな所有者のみなさんに打ってつけなのが「リフォームプラン」。故人やその親族のみなさんはもちろん、常に華麗な装飾で、色褪せることのない価値を提供いただく為に用意したプランだという。
なかなか面白い。人間、誰しも尊厳ある終焉を迎えたいもの。一台一台、精巧に造り込まれたそんな霊柩車を、今度どこかで見かけたら、じっくり観察してみてはいかが。
もちろん葬儀中はご遠慮を。
●ミツオカリムジンType4 スペック
ボディサイズ(mm):全長5,380×全幅1,795×全高1,740(2名乗車用)/全長6,480×全幅1,795×全高1,740(5名乗車用)
ホイールベース(mm):2,775(2名乗車用)/3,875(5名乗車用)
エンジン:V型6気筒2,500cc※V63,500ccも受注可。
ミッション:CVT
駆動方式:FF※4WDも受注可
価格:8,074,500円(2名乗車用)/10,164,000円(5名乗車用)
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