ミツオカ バディに賛否両論! 「ならばいっそアメ車買えば!?」「見た目アメリカンで中身トヨタなんて最高過ぎ!」【みんなの声を聞いてみた】
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:小林 岳夫・MOTA編集部・光岡自動車
ミツオカ自動車初のSUV「バディ」が大人気だ。2020年秋に予約受付が始まると、瞬く間に注文が殺到。500万円クラスの高価なクルマながら、既に2年待ちの状態になっているという。絶大な人気の秘密はどこにあるのか。SNSにあがる「みんなの声」を通じ、ミツオカ バディの反響について検証してみた。
びっくり! 朝の渋滞路で「ミツオカ バディ」に乗っていたら、まあ見られること見られること!
あまりの反響の大きさに急きょ生産規模を倍に拡大
光岡自動車初のSUVモデル「バディ」は、トヨタの「RAV4」をベースに造られるオリジナルのカスタムカーだ。2020年11月26日(木)より先行予約を開始すると、瞬く間に注文が殺到。少量生産とはいえ、2021年5月時点で既に2年待ちという状態になっているニューモデルである。価格は469万7000円~589万9300円(消費税込)。
その反響の大きさを受け、ミツオカでは当初計画の年産150台を急きょ変更。新たに専用の生産ラインを設けることで、倍の300台の生産規模へと増やしたほどだ。
若者から年配まで、幅広い層が注目した「ミツオカ バディ」
そんな人気者の「ミツオカ バディ」をお借りして、撮影のため東京近郊のバイパス道を走らせていた時のこと。ちょうど朝の通勤時間帯で、ゆるく渋滞しながらの走行だったのだが、対向車線ですれ違ったり、並走するクルマの中から、まあ見られること見られること。
トラックの運転手さん、現場へ向かうハイエースの職人さん、有名チェーン店のロゴが入ったアクアに乗るスーツ姿の営業マン、高速バスの乗客……
仕事柄、ありがたいことに最新のクルマにいち早く乗せて頂くことも多々あるが、ここまで視線を感じるのは久しぶりのこと。しかも比較的若い層から年配の方まで、幅広い世代が興味を示していた。
そうなると俄然気になるのが『みんなの声』だ。さっそく、SNSなどに拡がるミツオカ バディの反響について探ってみよう。
アメリカンなレトロデザインに賛否両論!? SNS上でのみんなの声を拾ってみた
みんな、けっこう本気で気になっている様子
SNSでミツオカ バディの口コミを調べてみると『アメリカンな感じがイイ』『昔のアストロやサーバーバンみたいでカッコいい』『懐かしい雰囲気で最高ですね』『ナイスデザイン!』など、褒め称えるコメントがさっそく見つかる。
他のSNS投稿を見る限り、特にクルマが趣味の層ではなさそうな若い(と思われる)方々も『クルマに興味はないけどこれならいい』『四角い車っていいなあ』などと反応している様子も見られたのも特徴だ。
もちろん手放しで褒めるばかりではない。『とはいえ、高過ぎて買えないな』『納期に2年はありえない』と、500万円台のプライスや、長期の納車待ちを嘆くひとも少なくなかった。しかしそれだけ本気で気に入っている表れ、とも受け取れることが出来る。
ミツオカ バディの評判の高さはなかなか上々なようだ。
ネガティブな意見に対し、肯定派がつぶやく優しい援護射撃も印象的だった
いっぽうで『売れる理由が理解できない』『普通にアメ車買ったほうがいい』『中身はトヨタ(RAV4)でしょ』などと、ネガティブにとらえる意見もいくつか見られる。
ただそういうコメントに対しても冷静に『レトロデザインの家電や家具もあるんだから、クルマでもアリ』『トヨタがベースだから安心と感じる層もいるはず』『アメ車の雰囲気は好きだけど、維持費かかりそうで躊躇している人は多い』と、やんわりフォローする声があったりして、まったり議論が交わされていたのは面白いところだ。
例えば『(顔はいいけど)サイドは(ベースの)RAV4のままだし』との厳しい声に対しても『ウッドパネル風にしたりすると似合いそう』などと、具体的なコーディネイトプランを示すなど、このように多面的に話題が展開していくクルマも、近ごろなかなか珍しいことかもしれない。
反響の大きさに光岡自動車は『変わらず丁寧に造ってます』を静かにアピール
2021年5月18日(金)、光岡自動車の公式Twitterアカウント(@mitsuokamotorjp)には『Buddy(バディ)には、人の物語にそっと寄り添い、そばにいてくれる相棒であってほしいという想いが込められています。』と、車名の由来を紹介。バディが製造されていく最中の写真とともにアップされていた。
ミツオカ車は、職人の手造りによる少量生産が特徴のメーカーだ。お待たせしているけれど、その分愛情を込め、ゆっくり丁寧に造ってます……そんな光岡自動車からのメッセージまで伝わってくるような投稿だった。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:小林 岳夫]
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