三菱自の新型SUV、日産へのOEM供給検討か、C-HRの対抗馬に大きな期待(1/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:三菱自動車
三菱自の新型SUVは得意のPHEVモデルもラインアップ
三菱自動車は3月7日から開催されるジュネーヴショーで、市販を前提とした新型コンパクトSUVのコンセプトカーを発表する。
現時点で詳細なスペックは公表されていないものの、どうやらアウトランダーより一クラス下の『Cセグメント』(VWゴルフやプリウス、シビックの車格)になるようだ。
また、実用性よりカッコ良さを重視したSUVクーペだという。CセグメントのクーペSUVといえば、早くも大量のバックオーダーを抱えているトヨタC-HRと同じジャンル。C-HRもヨーロッパと日本市場を強く意識して開発されたモデルということもあり、ガチンコの勝負になりそうだ。
パワーユニットは普通のガソリン&ディーゼルの他、三菱自動車の得意分野であるPHEVもラインアップされる。電気自動車でありながら、ガソリンさえ補給すれば航続距離の制限がないPHEV技術、三菱自動車の会長に就任したゴーンさんが高く評価しているという。
ゴーン氏も日産幹部もアウトランダーPHEVには太鼓判
まだ日産の技術は入っていないだろうから、コギング(発進時にビビビビという微振動が出る)の出るモーターなどはアウトランダーPHEVと同じ状況だろうけれど、電池の大量購入などにより、一層のコストダウンが可能になると思う。三菱自動車単独で開発していた時より圧倒的に有利。
加えて新型コンパクトSUVを、日産に向けてOEM供給することも検討されているという。ゴーンさんだけでなく日産の幹部や販売現場もアウトランダーPHEVに試乗すると皆さん「これなら売れる!」と太鼓判を押すそうな。
新型コンパクトSUVを日本の日産で販売することも十分考えられる。
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