魂動デザインが超クールなマツダのピックアップトラック「BT-50」【日本にない日本車】
- 筆者: MOTA編集部
日本メーカーでありながら、実は日本にはない超魅力的な車種が海外にたくさん存在します。ここでは、そんな「日本にない日本車」をテーマに、是非国内でも販売してほしい魅力満載のモデルを紹介していきます。今回は、2020年6月に3代目となる新型モデルが世界初公開されたマツダのピックアップトラック「BT-50」です。
フォードと共同開発で生まれたマツダのピックアップトラック
初代BT-50は2006年に、マツダとフォードが共同開発したピックアップトラックとして登場。フォード側の姉妹車にはレンジャーがありました。エンジンはレンジャー同様、2.5リッター直列4気筒ディーゼルターボと、3.0リッター直列4気筒ディーゼルターボが設定されていました。
その後、2011年には2代目へモデルチェンジ。エンジンは、3.2リッター直列5気筒ディーゼルターボと、2.2リッター直列4気筒ディーゼルターボがあり、シングルキャブ、ダブルキャブの他、荷物用の後部ドアを小型化し観音開き仕様にしたフリースタイルキャブの3グレードを用意。
そんなBT-50はスポーティで力強いデザインや、シーンを問わず使用できる高い走行性能、機能性などが支持され、これまでで、オセアニア、ASEAN、中南米、中近東、アフリカなどを中心に販売されています。
魂動デザインが取り入れられた3代目
そして2020年6月、BT-50は9年ぶりに全面改良が行われ、新型となる3代目モデルが発表されました。
3代目のBT-50はベースモデルを、これまでのフォード レンジャーから、いすゞよりOEM供給を受ける「D-MAX」へと変更。
搭載されるいすゞ製3.0リッター直列4気筒ディーゼルターボエンジンは、190ps/3600rpmと400Nm/1600~2600rpmを発揮。組み合わされるトランスミッションは6ATもしくは6MT。
デザインにおいては、マツダのデザインテーマである「魂動デザイン」を採用しつつ、ピックアップトラックならではの力強さ、タフな機能性、道具感を表現しているほか、使いやすさ、安心感を追求。
ピックアップトラックの特徴である、幅広い用途やさまざまな使用シーンを想定し、利用者のニーズにしっかりと応える走行性能、機能性、安全性を実現しています。
インテリアでは、インストゥルメントパネルやステアリングホイールの形状などはマツダのオリジナルデザインとなっているほか、9インチのディスプレイを標準装備し、インフォテインメント機能をアップデートしています。
新型BT-50の販売開始予定は、2020年後半よりオーストラリアからとなっています。今のところ日本での導入予定はないようですが、今後の動向に期待したいですね!
[筆者:MOTA編集部]
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