マセラティ グランカブリオ 試乗レポート(2/2)

マセラティ グランカブリオ 試乗レポート
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1,850万円という車両価格も納得の仕上げとセンスの良さ

マセラティ グランカブリオ

4.7リッターV8の440馬力に対し、車両重量1,980kgは十分すぎる動力性能を提供してくれる。6速ATのDレンジを選択し、アクセルを踏みこむと、7,000回転までスムーズに上昇しシフトアップ。

車速をグングンと高めていく。

スタートから時速100キロまでの加速タイムは5秒台。これはクーペと変わらないタイムである。しかも加速中のスピード感もクーペと同じスポーツカーの迫力がある。しかし、なんといってもグランカブリオはオープンカーなので、ホロを開けなければ楽しさは半減だ。

マセラティ グランカブリオ

時速30キロ以下で走りながら、センターコンソールにフタ付で装備されているレバーを引き上げると、ホロが開きはじめる。全長4,880mmという長めのボディの4シーター用ホロはかなり大きい。それが約28秒で開くというのは、かなりの迫力だ。

フルオープンにしたグランカブリオは、かなり目立つ。だが、気持ちがいい。

走りながら感じたのは、ボディ剛性の高さだ。オープンカーをオープンにするとルームミラーが震えてしまうことが多い。これはボディ剛性が不足していることを意味する。

しかし、このグランカブリオはかなりしっかりと後方の景色をミラーで確認できる。現在販売されている超高級オープン4シーター(2+2シーター)カーのなかで、もっともミラーのブレの少ないモデルといっても良い。

グランカブリオの楽しみ方はもうひとつある。それはエキゾーストサウンド+加速フィールだ。

マセラティ グランカブリオ

ノーマルの状態でも3,000回転をオーバーするとクォーンという快音が耳に届く。さらにセンターパネルの「SPORTスイッチ」を押すと、サウンドがさらにボリュームアップする。

もちろんサウンドとともにグランカブリオは、アッという間に法定スピードをオーバーしそうになる。オープンにしたときのボディ剛性の高さはすでに書いたが、乗り心地も突き上げは少なく、それでいながら締まった感じなのだ。

グランカブリオをオープンにして走っていると、かなりリッチな気分になる。インテリアは本木目(試乗車はアイボリーの木目!)と本革をふんだんに使い、細かい仕上げもきちんとしている。そのデザインは豪華であると同時におしゃれで、センスの良さはピカイチ。

1,850万円という車両価格も納得のクルマ。こういうクルマをポンッと購入するミリオネアが日本にも意外に多く存在することは、グランカブリオの販売台数でもわかる。

リアシートはセパレートの2人乗りだが、ホロを閉じても身長165cmの人ならOKの広さ。レッグスペースも十分だ。

唯一のウィークポイントはトランクスペースの広さ。これはスポーツバッグ置き場と考えたほうがよい。

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石川 真禧照
筆者石川 真禧照

1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』(小学館)、『HOT DOG PRESS』(講談社)、『カーセンサー』(リクルート)など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る

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