マセラティ グランカブリオ 試乗レポート(2/2)
- 筆者: 石川 真禧照
- カメラマン:オートックワン編集部
時速30キロ以下で走りながら、センターコンソールにフタ付で装備されているレバーを引き上げると、ホロが開きはじめる。全長4,880mmという長めのボディの4シーター用ホロはかなり大きい。それが約28秒で開くというのは、かなりの迫力だ。
フルオープンにしたグランカブリオは、かなり目立つ。だが、気持ちがいい。
走りながら感じたのは、ボディ剛性の高さだ。オープンカーをオープンにするとルームミラーが震えてしまうことが多い。これはボディ剛性が不足していることを意味する。
しかし、このグランカブリオはかなりしっかりと後方の景色をミラーで確認できる。現在販売されている超高級オープン4シーター(2+2シーター)カーのなかで、もっともミラーのブレの少ないモデルといっても良い。
グランカブリオの楽しみ方はもうひとつある。それはエキゾーストサウンド+加速フィールだ。
ノーマルの状態でも3,000回転をオーバーするとクォーンという快音が耳に届く。さらにセンターパネルの「SPORTスイッチ」を押すと、サウンドがさらにボリュームアップする。
もちろんサウンドとともにグランカブリオは、アッという間に法定スピードをオーバーしそうになる。オープンにしたときのボディ剛性の高さはすでに書いたが、乗り心地も突き上げは少なく、それでいながら締まった感じなのだ。
グランカブリオをオープンにして走っていると、かなりリッチな気分になる。インテリアは本木目(試乗車はアイボリーの木目!)と本革をふんだんに使い、細かい仕上げもきちんとしている。そのデザインは豪華であると同時におしゃれで、センスの良さはピカイチ。
1,850万円という車両価格も納得のクルマ。こういうクルマをポンッと購入するミリオネアが日本にも意外に多く存在することは、グランカブリオの販売台数でもわかる。
リアシートはセパレートの2人乗りだが、ホロを閉じても身長165cmの人ならOKの広さ。レッグスペースも十分だ。
唯一のウィークポイントはトランクスペースの広さ。これはスポーツバッグ置き場と考えたほうがよい。
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