あのマセラティまでもが新規参入!/新型SUV「マセラティ レヴァンテ」発表会レポート
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:オートックワン編集部
世界中のプレミアムブランドがこぞって参入する「SUV」カテゴリー
北米や中国の巨大な市場を中心に世界的ブームとなっている「SUV」カテゴリー。中でも高級スポーツカーブランド「ポルシェ」が「カイエン」で大成功を収めて以来、それまでSUVをラインナップしていなかったプレミアムブランドからの新規参入も目立っている。イタリアの「マセラティ」もそのひとつだ。
同ブランド初となるSUVモデル、その名は「LEVANTE(レヴァンテ)」。この春、スイス・ジュネーブショーで市販仕様が発表されたばかりのニューモデルが、早くも日本で初披露された。
レヴァンテは、SUVである前に「マセラティ」である
マセラティ レヴァンテは、同社ミドルセダン「ギブリ」のシャシーを基に造られた。全長5004mm、全幅1968mm、全高1679mmの堂々たるボディサイズだが、スポーティかつエレガントなフォルムが与えられ、見た目にも鈍重な印象は全くない。なんと空気抵抗値は0.31と、ギブリ同等の性能を誇るという。
プレゼンテーションに登壇したマセラティ ジャパンの牧野 一夫代表取締役社長は『レヴァンテは、SUVである前にマセラティである』ことを強調する。
FRベースの縦置きレイアウトによる四輪駆動で、前後重量配分は50:50。さらにセグメント中で最も低重心な設計とし、スポーツカーのような意のままの走りを実現したと胸を張る。
ガソリンとディーゼル、全3モデルをラインナップ
レヴァンテは3タイプのラインナップを設定。
ベースモデルは、3.0リッター V6 ツインターボ付ガソリンエンジン(350ps)を搭載する「LEVANTE」(1080万円)。
次いで高出力版V6 3.0ツインターボ(430ps)搭載の「LEVANTE S」(1279万円)と続く。この2モデルは先行して2016年9月頃のデリバリー開始を予定する。
さらに注目されるのが、V6 3.0 ターボディーゼルモデル「LEVANTE DIESEL」(価格未定)。こちらは追って2017年春頃の日本導入を予定している。
3モデル全てが、5+1段階の車高調整機能を持つエア・スプリング・サスペンションを標準装備する。オフロードでは最大40mmの車高アップ、高速走行時には-35mmの車高ダウンと、様々な走行状況に応じた車高を選択出来るほか、停車時には-45mmもダウンさせることで、乗降や荷物の積み下ろしなどを容易にする機能も持たせた(こちらが「5+1」の+1の分だ)。
エアサスがもたらす「スポーツカーのような意のままの走り」がどのように実現されているか、レヴァンテを日本の公道に持ち出せる日が今から待ち遠しい限りだ。
今年は2017年のレヴァンテ本格導入に向けた重要な一年
マセラティは昨年2015年、北米や中国市場でこそ前年割れの販売実績を示したが、欧州やアジア市場では大きく成長を続けている。中でもアジア市場の伸び幅が大きく、特に日本はアメリカ、中国に次いで、マセラティにおける世界第3位の市場だというから驚く。
日本では2014年に発表した「ギブリ」が1300台を超える販売を記録。さらに2016年後半からは、イマドキの売れ筋ジャンル、SUVのレヴァンテ本格導入を控える。
2017年のレヴァンテ通年導入に向け、牧野社長は『2016年のマセラティ ジャパンは、翌年に向けた体制固めのための重要な年を迎える』と宣言。レヴァンテ導入による販売増に大きな期待を寄せていた。
[Photo&レポート:トクダ トオル(オートックワン編集部)]
愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!
-
一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?
これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。
-
一括査定は本当に高く売れるの?
これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は最短3時間後、最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。