マセラティ グランツーリズモ MCストラダーレ 試乗レポート／石川真禧照(1/3)
- 筆者： 石川 真禧照
- カメラマン：オートックワン編集部
最も軽量でパワフルなマセラティ
イタリアのスポーツカーメーカーのマセラティは現在フェラーリ傘下で、独自のスポーツモデルを生産している。2＋2シーターのグラントゥーリズモ／グランカブリオシリーズと4ドアセダンのクアトロポルテシリーズだ。
MCストラダーレはマセラティのラインナップの中で、最も軽量でパワフルなモデルだ。その性能も最高速は301km/h、0～100km/h加速は4.6秒。
そのMCストラダーレが日本に上陸した。グラントゥーリズモMCストラダーレのエンジンは、他のグラントゥーリズモと同じV8、4.7Lだが、最高出力は450馬力、トルクは510Nmにチューンされている。
ボディサイズは全長と全高が独自のスペックだ。全長は50mm長い。これはすべてフロントのエアロパーツによる張り出し。高さは10mm低いが、これはサスペンションのチューニングによるものだ。
フロントスプリッター、バンパー、ボンネット、フロントガードグリル、サイドシル、リアバンパーはMCストラダーレ専用パーツになる。MCストラダーレはワンメイクレースやGTレースに出場している車両の特徴を取り入れている。これが、またかなりカッコイイのだ。
さらに室内はリアシートが取り去られ、足元には消火器が備えられている。MCというのはモータースポーツ用車両を意味する。ストラダーレはそのストリートバージョンということなのだ。
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1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』（小学館）、『HOT DOG PRESS』（講談社）、『カーセンサー』（リクルート）など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る
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