リンカーン MKX 試乗レポート/九島辰也(3/4)
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- 筆者: 九島 辰也
- カメラマン:島村栄二
直進安定性を高め、大人な味付けが施された新型MKX
パワートレーンは、新たに開発された3.7リッターV6が目玉となる。“新たに”というのは、クロスオーバー・モデルとしてということで、マスタングとは同じモノを共有する。309psを6500回転で発揮するというプロファイルも同じだ。
しかも、吸排気独立可変バルブタイミングを備えるこのユニットは、排気量からは想像できないほどスムーズにまわる。トランスミッションをマニュアルモードにすれば、おいしいところは多いに味わえるだろう。
実際にステアリングを握って、それはすぐに感じた。見た目に大きく思えたボディもこのスムーズなエンジンのお陰で、フットワークよくコーナーを駆け抜けた。ただ、パワステのチューニングはいまどきでは珍しいほど重い。
まぁ、これを“大人”ということもできるし、直進安定性を高めたセッティングともいえるだろう。雰囲気まで含めると、前者であることを強く感じた……。
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