レクサス RX 新型車解説(2/4)
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:島村 栄二
“飽き”を感じさせない面構成
レクサスブランドに必要不可欠なのは“品格”という言葉だ。この品格という思想に基づいたレクサスの高品質なクルマ作りには、プレミアムなエッセンスを誰もが容易に感じ取ることができるだろう。ではこのRXはどうなのかといえば、先代RX、すなわち現行ハリアーのデザインベースを踏襲、つまりイメージはそのまま継承したということが伺える。
実は“後からじっくりデザインの面白さを感じられるようなデザインにしたい”という、思いを込めてスケッチが行われた新型RX。それは言葉通り、確かに“飽き”を感じさせない面構成が施されているのが解る。特徴は、バンパーからフロントグリルまでなだらかに落ちるアールだ。これはLSの雰囲気を持たせつつクルマとしての塊感も強調するとともに、SUVとしてのダイナミックな力強さをさらに感じさせてくれる。
続いて変更したディテール部分に目をやると、さらに鋭くなったフロントランプに目がとまる。RX350はプロジェクター式ディスチャージヘッドランプを採用しているが、RX450hは3連灯のLEDと、ポップアップ式ヘッドランプクリーナーを専用装備しており、高級感を与えている。
変わってサイドビューから見たボリューム感は、まさしく先代の雰囲気をそのままに留めながらも、全体的にエレガンスな流れを感じさせるレクサスらしいスマートな印象をアピールする。
さらにリアへ回りこんでみると、リアランプの形状はオーソドックスなものへ変更しているものの、フロントランプ同様、エクステンション部分にはハイブリッド専用色のブルーを施している。またリヤワイパー格納式リアスポイラーを採用しており、スッキリとした見映えも新型RXのポイントとなっている。最後に足回りについては、ホイールは3タイプのデザインと、18インチと19インチの2サイズを用意している。
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