カーリースの自社審査のメリットは? 審査基準や落ちた場合の対処法も紹介
- 筆者: MOTA編集部
審査に通りやすいとされている自社審査は、メリット・デメリットを理解したうえで利用することが大切です。この記事では、自社審査のカーリースについてやカーリースの審査基準、審査に落ちた場合の対処法などを紹介します。
自社審査のカーリースは審査に通りやすい?
一般的なリース会社の審査と比較すると、審査に通りやすいと言われている自社審査ですが、誰もが審査に通りやすいというわけではありません。
毎月リース料金を支払う能力があるかどうかを確認するために独自の基準で審査は行われ、審査基準を満たしていない場合は審査に落ちることもあります。
そもそも自社審査とは?
自社審査とは、信販会社を通さずに独自の基準で審査を行うリース会社のことをいいます。
一般的なカーリースの審査は、信販会社を利用して厳しい審査を通過しなければカーリースの契約ができません。年収や勤務年数、過去の信用情報など審査項目がいくつかあり、支払い能力があると判断された場合にカーリースを利用できます。
一方、自社審査は信販会社を通して審査を行わず、現在の状況から支払い能力を判断します。そのため一般的なカーリースの審査で、過去の信用情報や雇用形態が原因で審査に落ちてしまったという方でも、自社審査であれば審査に通ることがあります。
自社審査のメリット・デメリット
審査に通りやすいと言われている自社審査ですが、メリット・デメリットを把握したうえで利用することが大切です。
メリット
自社審査は信販会社を通さずに審査を行うので自社で審査が完結します。自社審査にはほかにも以下のようなメリットがあります。
・審査時間が早い
・審査に通りやすい
・納車までの日数が短い
自社で審査が完結するため、審査時間が早く納車までの日数が短いといった特徴があります。「できるだけ早く車を使用したい」という方には、大きなメリットになるのではないでしょうか。
何度もお伝えしている通り、信販会社を通さないことから審査に通りやすいとされており、信販会社の審査に落ちた方が自社審査に通ったという事例もあるようです。
デメリット
自社審査はデメリットも理解したうえで利用するようにしましょう。
・一般的なカーリースよりも利用料金が高い
・選べる車は中古車が多い
審査に通りやすい分、利用料金が高いというデメリットがあります。
また、カーリースは新車や中古車、さまざまな車種を選択できますが、自社審査の場合は車種が限られていることがあります。新車リースを検討している方や豊富な車種から車を選びたいという方には、自社審査は向いていないといえるでしょう。
カーリースの審査基準について
カーリースの審査では収入や信用情報をもとに支払い能力があるかを確認されます。
どのリース会社でも審査内容に大きな違いはないので、審査基準を知ったうえでカーリースの申し込みをしましょう。
ここからは、それぞれの審査基準について詳しく紹介していきます。
年収
毎月安定した収入があり、支払う能力があるかを確認するためにも年収は重要な審査項目となります。
カーリースは5年や7年など長期契約を選ばれる方がほとんどです。数年をかけてリース料を支払うので、安定した収入や年収がないと判断されれば審査には通りにくくなるでしょう。
勤務年数
勤務年数の審査では、継続して安定した収入を得られているかを確認されます。勤務年数の目安はだいたい3年以上とされていて、勤務年数が長いほど安定した収入があり、支払い能力もあると判断されることが多いようです。
そのため、新社会人で勤務年数が1年未満の場合や、正社員であっても転職を繰り返している場合は安定した収入がないと判断され、審査に通りにくくなる場合もあります。
毎月安定した収入はあるものの勤務年数が短いという方は、念のため連帯保証人を検討しておくといいでしょう。
雇用形態
カーリースの審査内容では雇用形態も重要項目とされています。フリーランスや非正規雇用は毎月収入を得ていても、安定性が低いため審査に通りにくい傾向があります。
アルバイトや自営業者の方も収入が不安定と判断されることもあります。そういった方は対策として保証人を検討してみてください。申し込む前に親族に相談しておくとスムースに話も進むでしょう。
正社員や公務員であれば、安定した収入があると判断され審査でも評価されやすいです。
過去の信用情報
信用情報とはクレジットやローンの契約や申し込みに関する情報のことで、金融取引情報が記録されています。
信用情報にはクレジットカードの利用状況や滞納履歴、支払いの遅延などが登録されており、信用情報をもとに支払い能力があるかを判断します。
過去に携帯電話料金の未払いや自己破産をしている場合は、マイナス評価につながりかねません。支払いの滞納などがある場合は審査に不利になるので、審査の前に信用情報を確認するようにしましょう。
過去の信用情報は、信用情報機関で情報開示することができます。信用情報はCIC、JICCで確認できます。
CIC(株式会社シー・アイ・シー)
CICは主に割賦販売や消費者ローン等のクレジット事業を営む企業を会員とする信用情報機関で、クレジットやローンの契約内容や支払状況、残高などを確認できます。
情報開示で確認できる内容は以下の通りです。
・クレジット情報
・申込情報
・利用記録
・参考情報
インターネットや郵送、窓口で情報開示ができるので、滞納が確認された場合には完済しておくようにしましょう。手数料はインターネットと郵送は1000円、窓口は500円です。
JICC(株式会社日本信用情報機構)
JICCには消費者金融会社やクレジット会社、保証会社など与信事業を営む業者が加盟していて、支払状況や利用残高などが登録されています。
情報開示では以下の情報を確認できます。
・氏名
・生年月日
・勤務先
・運転免許証等の記録番号等
・利用金額
・残高
・支払い遅延
・法的手続きの有無
情報開示はスマートフォンまたは郵送で申込みができます。手数料はどちらも1000円です。
カーリースの審査については「審査不要のカーリースはなし! 審査で見られるポイントを解説」でも詳しく解説しています。
無職や個人事業主でも審査に通るの?
「専業主婦・主夫だけどカーリースを利用したい」「個人事業主でもカーリースを利用できるの?」と考えている方もいるのではないでしょうか。
先ほど紹介した通り、カーリースの審査は年収や勤務年数、信用情報などをもとに支払い能力があるか判断します。無職や個人事業主がそれぞれカーリースを利用できるか解説しますので参考にしてみてください。
無職の場合
結論から言うと、安定した収入がない無職の方は支払い能力が低いと判断され、審査に通ることは難しいでしょう。
その理由として、カーリースの審査では年収や勤務年数がチェックされるため、収入がない場合は「契約期間中のリース料金を支払えないのでは」と判断される可能性があるからです。
しかし、無職だからといって審査に通らないわけではありません。無職の場合は連帯保証人を付けることで審査に通る可能性が高くなります。
連帯保証人は、安定した収入や勤務年数が長いことなどの条件を満たしている必要があります。
連帯保証人は親や兄弟、配偶者などの親族にお願いできるか相談してみるのが一番です。事前に相談しておくことで保証人となる方も安心できますし、契約もスムースに進められます。
個人事業主の場合
個人事業主でも、安定した収入があれば審査に通る可能性があります。
個人向けカーリースの場合、年収や勤務年数、信用情報などが見られることが多く、法人向けカーリースの場合は経営状況や事業年数、債務残高などをチェックされることも多いようです。
審査に不安がある方は、連帯保証人をつけ頭金を用意することで、審査に通る可能性が高くなるでしょう。
個人事業主の人がカーリースを利用するメリットはたくさんあります。詳しくは「経費にできる! 個人事業主がカーリースを利用するメリットを解説」にて紹介しているので、気になる人はチェックしてみてください。
MOTAカーリースでは個人事業主の方でも利用できます。節税対策としてカーリースの利用を検討されている方はぜひ、チェックしてみてください。
カーリース審査に落ちた場合の対処法
審査基準に満たない場合、カーリースの審査に落ちてしまうことがあります。カーリースの審査に落ちた場合は、以下のような対処をすることで審査に通る可能性があります。
・連帯保証人をつける
・ローンを完済する
・頭金を用意する
それぞれ詳しく紹介します。審査に落ちた方だけでなく、審査に通るか不安な方も参考にしてみてください。
連帯保証人をつける
審査基準に満たずカーリースの審査に落ちた場合、連帯保証人をつけることで審査に通る可能性があります。
連帯保証人は、カーリースの契約者がリース料金の支払いを滞った場合に、契約者に代わってリース料金を支払う必要があります。
連帯保証人になるには以下のような条件があり、条件に満たない場合は連帯保証人として認められません。
・成人している
・収入が安定している
・勤務年数が長い
・未払いや滞納がない
・反社会的勢力でない
連帯保証人の条件はカーリースの審査内容と大きな違いはなく、安定した収入や支払い能力があれば連帯保証人と認められます。連帯保証人には親や配偶者などに依頼するようにしましょう。
ローンを完済する
審査では、収入と借入のバランスを確認するために、カードローンや不動産投資ローンなどなど、様々な借入金額を計算します。
バランスが悪いと判断されると審査に落ちてしまう事があるので、可能な限り借入金額を完済しましょう。
頭金を用意する
カーリースは頭金なしで利用できるので、まとまった費用を用意する必要がないというメリットがあります。
しかし審査に落ちた場合は頭金を用意することで審査に通りやすくなる場合もあります。頭金を用意すると月々の支払額が安くなり毎月の負担も減るので、不安な方は頭金の支払いを選択肢に入れておくとよいでしょう。
審査不要のカーリースはある?
どのカーリースにも審査はあり、収入の安定性や毎月問題なくリース料金を支払うことができるのかを判断されます。
カーリースは、契約者が選んだ車をリース会社が購入し、契約者が毎月リース料金を支払うという仕組みです。
もしも審査なしで車を貸し出してしまうと「契約者がリース料金を支払ってくれない」「支払い能力がなかった」という事態になり、リース会社が大きな損害を受けてしまいます。
このような事態を避けるためにもリース会社は信販会社を通して審査を行い、支払い能力を判断します。そのため、審査不要のリース会社はありません。
今回は、自社審査を利用する際のメリットやデメリット、カーリースの審査基準について紹介しました。
カーリースを利用するためには審査に通過する必要があり、どのリース会社でも必ず審査があります。審査に通りやすいとされている自社審査でも、必ず審査に通るというわけではありません。
カーリースを利用する際は事前に対策をしたうえで審査に申し込みをしましょう。
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