ホンダ ステップワゴン 試乗レポート
- 筆者: 西沢 ひろみ
- カメラマン:玉井充
これでもかの利便性で、家族の楽しい空間を演出。
初代を超えるクルマ作りを強いられたニ代目ステップワゴンの開発チームは、ユーザーの声を積極的に収集したという。具体的には子供の視点を重視しながらパッケージングをまとめ、ママとパパの希望を取り入れた。スタイルはママが親しみやすいオーソドックスな箱型フォルムを採用。
インテリアは、鮮やかなイエローやブルーの内装色を用意するなど、開放感と楽しい雰囲気を主張している。
室内に乗り込むと、居住空間が旧型よりもひと回り大きくなっていることに気がつく。
それもそのはず、70mmも室内長が伸びたキャビンは、ルーフ周りの室内幅を40mm拡大。室内高も15mm増やして、リビング感覚のスペースを確保している。
家族の楽しい空間を演出するシートアレンジは、フロントシートを回転させてセカンドシートをテーブルにしたレストランモード、全シート長約3mのフルフラットモード、セカンドシートの折り畳み&サードシートの左右跳ね上げによるカーゴモードなど、多彩なバリエーションが可能となった。
サードシートのスライド機構や、パワースライドドアも装備された。バックやリュックに早変わりするシートバックパックもアイデアものだ。
旧型の不満をすべて解消した新型ステップワゴンは、200万円前後の価格帯で満足できる5ナンバーミニバン。黄金時代はまだまだ続きそうだ。
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