OEM軽トールワゴン 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:堤晋一
軽自動車は維持費の安さが大きな武器。この不況下でもあまり影響されることなく、一定の市場を確保している。
それを受けてか、かつては軽自動車を自社ラインアップに持っていなかった日産が、スズキや三菱から軽自動車のOEM供給を受けるようになり、ますます積極的に展開を図っている。
一方スバルは、もともと自社開発の軽自動車をラインアップしていたが、トヨタ、ダイハツ、スバルの提携強化により、ダイハツから軽自動車のOEM供給を受けることとなった。
その一環として、タントエグゼおよび同カスタムがOEM供給され、2010年4月よりルクラという新しい車名で発売された。
価格帯はルクラが114万5750円~133万1000円、ルクラカスタムが136万5750円~169万1000円。撮影車両は「R Limited(2WD)」で、価格は142万円。
そして今回は、前記の日産がスズキから供給を受けている軽自動車「ルークス」と「モコ」の2台を持ち込んだ。ご存知のとおり、ルークスはパレット、モコはMRワゴンがベースとなる。
日産 ルークスは、アルトがOEM供給されていたピノに代わって、2009年12月にデビュー。発売直後の販売はモコを上回るほどの勢いを見せた。価格帯は124万4,250円~171万4,650円。撮影車両はハイウェイスターターボ(2WD)で、価格は159万6,000円。
モコは、初代モデルが日産の軽自動車として初めてOEM供給された経緯があり、2006年にモデルチェンジした2代目モデルも、ひきつづきラインアップされている。日産の軽自動車の中でもっとも売れている車種である。価格帯は105万8,400円~136万5,000円。撮影車両はEグレード(2WD)で、価格は113万7,150円。
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