新車の軽「ハスラー」を買う予算160万円で、丸くてカワイイ外車「フィアット 500(チンクエチェント)」の中古車を狙う!【国産新車 vs 中古外車】
- 筆者: トクダ トオル(MOTA)
- カメラマン:茂呂 幸正・FCAジャパン
鋭いラインのシャープなデザインもいいけれど「やっぱ、クルマのライトは丸くないと!」そう感じている人は多いはず。スズキ 新型ハスラーは、流行りのSUVスタイルをいち早く取り入れ大ヒット作となった軽自動車だが、懐かしい丸ライトのデザインも人気の秘密だ。そんなハスラーに共感したなら、こんな輸入中古車はどうだろう。かの“ルパン3世”の愛車(の子孫)、イタリア車「フィアット 500(チンクエチェント)」だ。これがハスラーの新車を買う160万円の予算で、3年落ち程度の中古車が手に入ると聞いたら、俄然気になってこないだろうか。
ルパン三世も愛した名車“チンクエチェント”の現代版「フィアット 500」
ルパン3世の愛車でお馴染みの“オリジナル”フィアット 500(チンクエチェント)は、1957年に登場したイタリアの国民車だ。約20年に渡りおよそ400万台が生産された。
そんなフィアット 500の生誕50周年の記念すべき2007年に誕生したのが、現行型「フィアット 500」だ。日本デビューは翌年2008年3月。2016年にマイナーチェンジを実施したが、大きくデザインは変えず10年以上に渡り生産され続けているモデルである。
フィアット 500は1.4リッター、1.2リッターの各4気筒エンジンのほか、2011年には0.9リッター2気筒ターボという極めて小さなダウンサイジングエンジンも追加された。オリジナルの500はリアエンジン・リア駆動(RR)だが、現代の500は一般的なフロントエンジン・フロント駆動(FF)レイアウトである。
全車が3ドアハッチバックで、ソフトトップルーフが電動開閉する500C(チンクエチェント シー)もラインナップする。またオリジナル版で評判を得たチューニングブランド“アバルト”が手掛けたスポーツハッチ「アバルト500」シリーズも用意される。
軽自動車並みに短い! 全長わずか3.5メートルの小さなチンクエチェント
軽自動車のスズキ 新型ハスラーのボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1680mmで、一般的な軽自動車でほぼ共通のサイズである。これに対しフィアット 500の全長はわずか3570mmで、ほとんど軽と同じくらい小さいのが特徴だ。全幅は1625mmでハスラーより150mm広く、全高は1515mmとハスラーよりも165mm低い。
200万円以内で買えるハスラーと200万円台のフィアット 500、新車の価格帯ではあまり競合しないが…3年落ちの中古車という手がある!
スズキの新型ハスラーの価格は132万4400円から182万3800円と200万円以内に収まる。
いっぽうフィアット500の新車価格は200万円から276万円、500Cの価格は266万円から295万円(全て消費税込み、以下同)だ。輸入車の中では手軽だが200万円台の価格帯にある。なおアバルトシリーズは300万円からと高価な価格帯に位置する。
ふつうはハスラーとフィアット 500を天秤にかけることはないだろうが、これが年式の新しいフィアット 500の中古車を候補に入れると、話は変わってくる! 3年落ち前後の高年式中古車なら、ハスラーと同等の100万円台後半でも手に入れることが出来るのだ。
10数年に渡り販売を続けるフィアット 500は中古車も豊富だ!
さっそく中古車検索サイトで「フィアット 500(チンクエチェント)」「500C(チンクエチェント シー)」[現行型]を検索してみた(2021年6月20日現在 MOTA調べ)。
フィアット 500の中古車は、ほぼ新車同様な状態の300万円弱のものから、下は19万円(!)まで、デビューから10年以上を経過していることもあって多種多様だ。2021年6月20日現在、858台もの在庫が見つかった。500Cも300万円弱から35万円と幅広い価格帯から103台の在庫があった。そこで以下の条件に絞って見てみよう。
走行距離2万キロ以内、2017年式までの「フィアット500・500C」の中古車を検索!
▼中古車検索条件▼
・メーカー車名:フィアット 500・500C(現行型)
・モデル:2008年3月~
・年式:平成30(2018)年~令和3(2021)年
・走行距離:~最大2万キロまで
・価格帯:100万円~200万円
・修復歴:なし
(2021年6月20日現在 MOTA調べ)
3年落ち・2万キロ以下で61台がヒット! チンクエチェント攻略の鍵は“限定車”にあり!
3年落ち・走行2万キロ以下のフィアット 500・500Cが61台ヒット!
上記の検索条件で調べたところ、およそ3年落ち以内・走行2万キロ以下のフィアット 500・500Cは全国で合計61台がヒットした。
フィアット500Cに関しては200万円ピッタリという2019年式・走行1万キロという1台のみだった。ちなみに2017年式まで検索範囲を広げると、さらに3台がヒットする。
とにかく多い! フィアット500の限定車はとにかく“色”の好みで選べばいい!
フィアット 500のグレード構成は、基本的にベーシックな「POP(ポップ)」と上級仕様「Lounge(ラウンジ)」の2つ。ただし、つい先日の2021年6月4日、長年続いたグレード名が「Cult(カルト)」「Dolcevita(ドルチェヴィータ)」に変更されている。
そしての中古車を検索してみると改めて気付かされるのが、限定車・特別仕様車の多さだ。オリジナルのボディカラーやインテリアカラーの限定車がとにかく多彩なのである。
改めて調べてみると、2018年から2021年の間に登場したフィアット500・500Cの限定車は24タイプに及ぶ! ベース車は基本的にPOPもしくはLounge。特別装備が追加されていることも多いが、純粋に“色”の好みで選べばいい。特にレアな色は探している人も多いので、気に入ったらすぐ商談したほうが良いだろう。
また今回はヒットしなかったが、通常設定のない3ペダル・マニュアルシフト仕様も限定車で出ているので、こちらにも注目だ。
[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル]
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