コンパクトワゴン 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
あまり目立つ存在ではないが、コンスタントに売れるのがコンパクトワゴンというカテゴリーだ。価格が安く、人が乗れて荷物も載せられる……考えてみると、もっとも合理的なパッケージを持つクルマである。ビジネスユースに用いられることも多いが、道具を使ったレジャーを楽しむ若者にも人気が高く、小学生程度までの子供のいる家庭でコンパクトワゴンを所有するユーザーも多い。
フルモデルチェンジしたカローラフィールダーは、滑り出しから好調なセールスを続けている。かつて「カロゴン」と呼ばれた時代から、カローラのワゴンモデルはビジネスユースだけでなく若者にも大いに支持されてきた。今回の新モデルは、それを従来よりも一層色濃く反映して、セダンのアクシオとは一味違うテイストでまとめられている。
ウイングロードは2005年秋にフルモデルチェンジし、2006年末に一部改良が施されたばかり。フィールダーと同じく、先代モデルが若者に人気を博したことがあり、若々しい雰囲気を盛り込んでいる。独特のスタイリングが特徴であり、最近の日産車らしく、ユーティリティについても非常にこだわっているのも特徴だ。
エアウェイブは、2005年4月に登場。フィットをベースにワゴンボディとしたモデルで、それまでウイングロードとフィールダーが双璧をなしていたコンパクトワゴン戦線にホンダが名乗りを上げたモデルである。登場してしばらくは、同カテゴリーの販売トップのマークしたほど。大面積を誇るガラスルーフ「スカイルーフ」を採用したのが大きな特徴だ。
この3台は、それぞれキャラクターが異なり、特徴的な部分を持つ。3台のコンパクトワゴンの最新事情を比較してみよう。
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