V型12気筒決戦！「アヴェンタドール」vs「F12 ベルリネッタ」どっちが買い！？(1/2)

ランボルギーニが放つ新たな“猛牛” vs フェラーリ史上最強の“跳ね馬”

昨年、ランボルギーニのフラッグシップモデル・アヴェンタドールが登場したと思ったら、先日はフェラーリのフラッグシップ・F12が発表され、さっそく日本でも公開・受注開始となった。

フェラーリとランボルギーニ、スーパースポーツ界の竜虎相打つ12気筒決戦の始まりだ。

果たしてどちらが「買い」なのか！？もちろん買える人は少ないですが、一応考えてみるだけでも楽しいじゃないですか。

ということで考えてみました！

【アヴェンタドール vs F12ベルリネッタ／エクステリア対決】　超独創的なポリゴン造形の前には、古典的美しさも歯が立たず

フェラーリ F12は、フロントエンジン・リヤドライブ。それに対してランボルギーニ・アヴェンタドールは、ミッドシップ4WD。エンジンの搭載位置が違うので、フォルムがまったく違う。

F12が、フェラーリで言えばデイトナ系、国産車で言えばフェアレディZや86のバカデカいヤツなのに対して、アヴェンタドールは、カウンタックから続くミッドシップ・ランボルギーニ12気筒の伝統を見事に受け継いでいる。

ドアも伝統のスイングアップ方式だ（ちょと斜め上に上がるけど）。

見た目のインパクトは、断然アヴェンタドール。

F12も、前モデルの599に比べると全高が63ミリも落とされて、古典的かつ美しいスポーツカールックに仕上がっているが、衝撃という点ではまったく勝負にならない。

特に日本では、ミッドシップマシンこそが「本物のスーパーカー」という意識が極めて強いので、その傾向は動かしがたい。

加えて、アヴェンタドールの各部に散りばめられたポリゴン（多角形）造形は超独創的。見る者は、「宇宙からの物体Ｘか!?」と、口をアングリさせるしかない。