稀代のモテ車!ボルボ XC60 D4で1500キロ走破|北海道・東北 ぶらり寄り道 大回りの旅[前編](2/4)

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貴重な体験のためだけに千歳からオホーツク管内まで軽くひとっ走り

え、初夏の北海道といえば、富良野とか美瑛に行くもんじゃないの!?

日本にやってくるミッドサイズの欧州SUVは、多くのメーカーがディーゼルモデルをラインナップしています。ボルボも先代XC60の時代からD4モデルを用意しており人気の中心でした。そして2代目となったXC60のディーゼル。運転席にいる限りもはやあのガラガラ音はほとんど気にならず。しかも、出足から重さを感じさせないパワフルさに最初から圧倒されっぱなしです。2リッターターボディーゼル「DRIVE-E」エンジンは最高出力190ps(140kW)/4250rpm、最大トルク400Nm/1750~2500rpm。日本の高速道路の速度域なんて、もう余裕そのものでした。

まず最初の経由地に選んだのは、広大な北海道でも北東部に位置するオホーツク管内の遠軽町(えんがるちょう)、丸瀬布森林公園いこいの森。丸瀬布と書いて「まるせっぷ」と読みます。遠軽町と町村合併する前は丸瀬布町として独立していました。オホーツクといっても丸瀬布は山深く、四方を森林に囲まれたエリアです。

・・・え、初夏の北海道といえば、ラベンダーが咲き誇る富良野とか、美しい丘陵地帯が広がる美瑛(びえい)辺りを巡るんじゃないの!?

いえいえ、せっかく北海道へ来たのですから、もっと違うところも行きましょうよ。その理由、ちょっとばかり長文ですが少しお付き合いください。

丸瀬布森林公園いこいの森で戦前製の貴重な蒸気機関車に出会う

旧・丸瀬布町の産業といえば林業。戦前・戦後と国内の旺盛な木材需要に応えるべく、武利森林鉄道(むりしんりんてつどう)も敷設され、山から木材を当時の国鉄駅まで運びました。最盛期は路線の総延長は80キロにも及んだそうです。

そう、なんとその当時の蒸気機関車「雨宮21号」、東京深川・雨宮製作所で昭和3年製造され、歴史的価値も高く産業遺産としても認められた昭和初期のSLが動態保存され、2018年の今も、春から秋にかけての土・日・祝日を中心にこの丸瀬布森林公園いこいの森で走っているんです。そんな列車に、1周2キロの路線で実際に乗ることが出来る(乗車料金500円)なんて、極めて凄いことですよ!

・・・ん、ご興味ない!?

写真をご覧ください。通常よりもかなり小さいサイズの軽便鉄道で、これが実にかわいらしいじゃないですか。昭和30年代くらいまでは道内のあちこちでこのような小さな小さな鉄道路線が点在してたようです。

雨宮21号機関車は煙をもくもく吐きながら健気に、しかし力強く走ります。大量の木材を積載した貨物列車をゆっくりと一生懸命に牽いていた頃のことを想像してみると、また感慨もひとしおですね。

軌道の周りには、丸瀬布森林公園いこいの森オートキャンプ場も併設されています。歴史的価値のあるSLを見ながらのバーベキューなんて、実に贅沢な時間の過ごし方だと思いませんか。

<丸瀬布森林公園いこいの森>

■住所:北海道紋別郡遠軽町丸瀬布上武利80/開園期間:4月下旬~10月第3週日曜日(土・日・祝及びGW・夏休み期間中のみ開園)/問い合わせ先:遠軽町丸瀬布総合支所 産業課[電話:0158-47-2213]

※一部施設は2016年の大雨被害による災害に見舞われたが2018年7月21日に再開

遠軽町観光協会Webサイト

北海道といえば、ローカルコンビニチェーンへの立ち寄りもお楽しみのひとつ

残念ながら地元のグルメを探索する時間はなかったので、お昼ご飯はあらかじめコンビニで確保。とはいえ北海道ローカルのコンビニチェーン、セコマこと「セイコーマート」に寄ったのは言うまでもありません(店内調理のHOT CHEF、大きな手作りおにぎりサイコー!)。

移動の途中に小休止しながら車内でもぐもぐしつつ、新千歳からの移動距離はおよそ290キロ。4時間弱の旅でしたが、パワフルなXC60 D4ならアサメシ前でした(ヒルメシ後ですが)。

ボルボ/XC60
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新車価格:
739万円1,039万円
中古価格:
50.5万円850万円

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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