シトロエン DS4 試乗レポート/松田秀士(2/4)
- 筆者: 松田 秀士
- カメラマン:オートックワン編集部
まるで“オートクチュール”のようなクルマ造り
現在、日本国内でのシトロエンの販売は好調だ。震災があったにもかかわらず1~8月の販売台数は対前年比で40%増という、国内メーカーも羨む進展ぶりなのである。
C3、DS3が共に堅調なのに加え、新型C4の販売も伸びている。そこにDS4の登場となったわけで、その好調さをさらに伸張できる仕上がりなのか、注目したいところだ。
クルマの好き嫌いにはそれぞれのユーザーの個性があるわけで、ボクがカッコ良いと思ったからといっても読者のみなさんが皆そう思うとは限らない。
ただ、それをわきまえた上で勝手な意見を述べさせてもらうと「カッコいいSUVだ!」と感じたのが第一印象。
そして「エッ!コレSUVじゃないの?」と思わず発してしまったのだ。シトロエンによると“かつてないボディスタイルを持った4ドアクーペ”とのこと!
C4と同じプラットフォームを持つこのDS4のディメンジョンは、C4に対して全長こそ-55mmの[4,275mm]だが、それ以外は少しずつ大きく、全幅は+20mmの[1,810mm]、全高は+45mmの[1,535mm]だ。
ただし、ホイールベースはC4と同じ[2,610mm]。
ホイールベースは据え置き、全長が55mm詰まっていてオーバーハングが短く、5mm広げられたトレッドも含め、タイヤが四隅で踏ん張っている印象がアグレッシブだ。
DSシリーズは、2010年に日本デビューしているDS3が示すように、個性を大切にした遊び心満載のモデル。それゆえ、内外装にはデザイナーの想いが隅々に込められている。
その代表的なモノがハメ殺しのリアウィンドウだろう。4ドアでありながら、リアのサイドウィンドウは実は開かないのだ。
これは、リアエンドに続くルーフとショルダーのクーペらしいデザインを最も重視したがゆえの結論。まるでオートクチュールのようなクルマ造りのコンセプトが見え隠れする。ちなみに、このリアドアとウィンドウ上部に隠しドアハンドルが収められている。
さて、そのDS4にはDS3でお目見えしたボディ、ルーフ、インテリアカラーを自由にコーディネートできる「ビークルパーソナリゼーション」は採用されていない。
日本に導入されるのはベーシックモデルのシック(309万円)とスポーティモデルのスポーツ・シック(345万円)の2種類だ。他に、車体色が白と黒のみに設定されるパック・ペルソと呼ばれる、よりゴージャスな受注生産のオプションパッケージがある。
こちらはシックだと339万円となり、スポーツシックで350万円となる。
では、早速この「DS4 シック」「DS4 スポーツ・シック」2モデルに試乗してみよう。ステージは箱根である。
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