シトロエン C3 最新モデルガイド
- 筆者: 西川 淳
- カメラマン:原田淳
かぼちゃ馬車のような丸いスタイリングが醸し出す独特の存在感
C3のデビューは02年4月。同年10月に日本市場での販売が始められた5ドアハッチバックカーで、昨年には累計生産台数100万台を突破した人気のモデル。
なんといってもスタイリングがポイントだ。まるでかぼちゃの馬車をモチーフにしたかのような丸いルーフラインと、それに呼応したフェンダーラインが、数多いコン パクトハッチカテゴリーの中にあって独特の存在感を醸し出す。特に、湾曲したAピラーやサイドウィンドウのグラフィックスがエレガントかつユニーク。
この3月にマイナーチェンジを敢行した。基本的なシルエットこそ変わらないが、フロントマスクの雰囲気が最新のシトロエンモードに照らし合わせたスタイルに。
まず、バンパー内グリルのスリットをブラックアウトし、より踏ん張り感のあるデザインとした。C4のようにバンパー下にコーションプレート取り付け位置を設け、グ リルはいっそうダブルシェブロンを強調するものへと変更されている。テールランプにも中央部にホワイト部分を設けるといったコンビネーション変更が加えられた。
インテリアの雰囲気も一新されている。全体の色調をダークグレーで統一。新デザインのセンターコンソールはクローム調モールで縁取られ、見栄え質感が向上した。 さらに、メーターやオンボードコンピューター、シフトゲート周り、前後ドアトリムのデザインも変更。機能性と質感の向上に努めている。
メカニズムにも大きく変更された。1.6Lエンジンには従来のセンソドライブではなくコンベンショナルな4速ATを組み合わせ、1.4Lエンジンには逆に4ATではなく進化し た5速センソドライブを組み合わせている。同時に1.4Lエンジンはそれまでの75psSOHCから90psのDOHCへパワーアップ。ダイレクトな変速を信条とするセンソドラ イブとのマッチングは素晴らしい。
マイナーチェンジ後のC3は、ボディ剛性がアップしたことも手伝って、ミニC4といったしなやかで懐の深い乗り味となったのが特徴だ。
1.6L+4ATで余裕のクルージングを楽しむか、それとも新しい1.4L DOHCをセンソドライブのパドルシフトを駆使して積極的に操るか。C3のイメージに最も合致しているのは、1.6のエクスクルーシブだろう。これにオプションのスカイルーフとレザーシートを追加すれば、センスのいい小さな高級車の出来上がりである。
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