試乗レポート

よりSUVらしく生まれ変わったBMW 新型 X1「xDrive20i xLine」を速攻試乗(2/3)

公開日:2015/12/15 10:42 最終更新日:2015/12/15 10:42

筆者：森口将之
カメラマン：茂呂幸正

よりSUVらしく生まれ変わったBMW 新型 X1「xDrive20i xLine」を速攻試乗

FF・4WD全3タイプのパワートレインを用意、ただし先代同様にディーゼルは未導入

新型X1には、1.5リッター直列3気筒ターボ前輪駆動の「sDrive18i」、 2リッター直列4気筒ターボ4WDの「xDrive20i/25i」がある。トランスミッションはすべてトルコンATで、18iが6速、20i/25iが8速だ。

ドライブしたのは20iの上級仕様xLine。車両重量は1660kgと、かなり重いのだが、192psの最高出力、28.6kgmの最大トルクによる加速はまったく不満がない。231ps／35.6kgmの25iが欲しくなる人は少ないだろう。しかもエンジン音が心地良い。高回転まで回すとカーンと気持ち良い響きを届けてきてくれて、BMWらしい。

グンと熟成が進んだ横置き系プラットフォームの走り

4WDは、砂利道で急発進してみると、一瞬ホイールスピンしたあとに後輪にも駆動力が分配され、スムーズに加速していく。ウェット路面ではほとんど空転せず、安定した発進ができた。横置きエンジンということで心配した小回り性能も、まったく問題なかった。

乗り心地は、18インチのホイール／タイヤの太さや重さは感じるものの、それ以外はまろやかに感じる。同じプラットフォームを用いた初期のアクティブツアラーに比べると、全幅や全高に余裕があるためもあって、熟成が進んだ印象だ。17インチを履く標準型も試してみたいと思った。

[ナチュラルな走りに感心！・・・次ページへ続く]

スポーツモードよりコンフォートモードが似合うキャラクター

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