BMW M3クーペコンペティション 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
「ファイヤー・オレンジ」が鮮やかなM3のスペシャルモデルが登場!
“走り”のイメージの強いBMWの中でも、とりわけM3はモータースポーツと密接な関係があり、これまで4世代にわたって代々活躍してきた。
加えて目を引くのがカーボンパーツだ。
もともと標準で採用しているカーボンルーフに加えて、トランクスポイラーとドアミラーカバーもカーボン製としてスポーティさを高め、さらにコクピットにもカーボンパーツを多用している。
また、運転席および助手席には、サーキットにおけるスポーツ走行時の高Gにも耐えるサポート性を得られるという、電動調節式サイド・サポートおよびランバー・サポートの付くシートを備える。
足まわりは、標準のM3よりも1インチ増しとなる、スパルタンなマットブラック塗装の専用Mライトアロイホイールが与えられる。
これは通常オプション設定される19インチホイールよりもワイドで、タイヤも通常よりもワイドな、フロント245/35R19、リア265/35R19サイズとなる。
さらに、ダンパーの減衰力のレベルを、コンフォート、ノーマル、スポーツの3段階から任意に選べる「EDC(エレクトロニック・ダンパー・コントロール)」について、同モデルではスポーツモードが専用にチューニングされている。
加えて、上記タイヤのサイズアップとEDCの専用スポーツモードを考慮して、DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール※横滑り防止装置)にも専用のセッティングを施し、介入タイミングの最適化を図っている。
また、通常はオプションで用意されている、ステアリングホイールのボタンを押すだけで、好みに合わせて記憶させたドライビングモードの各種設定を瞬時に呼び出すことができる「MDrive」が標準装備されるのも特徴だ。
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