アウディ A4アバント 2.0 TFSI 試乗レポート(3/4)
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- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:村西一海
メリハリあるターボと心地よいエンジンサウンド
その走りは、既存の2グレードのどちらとも違う。エンジンは1500rpmという低回転からターボがおだやかに効いてくれる点は1.8ℓと似ているが、トルクの絶対値が大きく違うから、その後の力の盛り上がりは明確だ。Dレンジでなにげなくアクセルを踏むと、途中からグワッと加速が勢いづいて驚かされる。最近のターボエンジンとしてはかなりメリハリがある特性だ。
Sトロニックは横置きタイプと同じように、シームレスなギアチェンジが気持ちいい。でもエンジンの性格を考えると、マニュアルモードのほうが似合いそうだ。そう思ってパドルを弾き、2000rpm以上の「おいしい」ゾーンをキープする走りにチェンジすると、これがオモシロイ。
加速はトルコンATを使う3.2L V6より歯切れよく、ターボならではの押し出されるようなパンチが堪能できる。しかも排気音はフォーンと心地よく、3500rpm以上では4気筒らしいエンジンサウンドが耳を楽しませてくれる。
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