アルファスパイダー&ウェストフィールドSE “タイムズ Service X”レンタカー 試乗レポート/嶋田智之(1/4)
- 筆者: 嶋田 智之
- カメラマン:小林岳夫
「一度ちゃんと乗ってみたい」をかなえてくれるレンタカーサービス
近頃のレンタカーの多様化には目を見張らせられるものがある。中古車を利用した激安レンタカーなんてものもあれば、逆に手が届かないスーパーカーを取り揃えるところもある。そこまで極端でないにせよ、ハイブリッドカーや電気自動車などのECOカーはもちろんのこと、欧州製のコンパクトカーやプレミアムサルーン、スポーツカーなど、望めばありとあらゆるタイプのクルマをレンタルすることができるのだ。言葉を換えるなら「一度ちゃんと乗ってみたい」という望みをレンタカーが満たしてくれる時代、ということだろう。
けれど、まさか趣味性の高い分野の「一度ちゃんと乗ってみたい」に特化したような展開をするサービスが現れるとは、考えてもいなかった。タイムズモビリティネットワークスが、この8月9日から、ヒストリックスポーツカーのレンタルを開始したのである。
会社帰りに「ちょっと乗っていくか」 ~1時間2700円のヒストリックスポーツカー体験~
最初のステップとしてタイムズカーレンタル『タイムズステーション有楽町イトシア店』でスタートしたヒストリックスポーツカーのレンタルは、“Service X”と呼ばれるタイムズクラブ会員向けの新しいサービスとして提供されるものだ。 現時点では1991年式のウエストフィールド SEと1986年式のアルファ ロメオ スパイダーの2台が用意されていて、すぐにFC型のマツダ RX-7カブリオレとS30型の日産 フェアレディZがラインナップに加わる予定になっている。
利用できるのは、まずタイムズクラブの会員であること、利用時の年齢が満35歳以上であること、有効なクレジットカードを保有していること、そして日本の普通運転免許証を3年以上保有していること、という4点の条件を満たしている必要がある。
レンタルが可能な時間帯は8時から20時の間の最短1時間から最大12時間で、当日のみ。料金は1時間2700円から、という設定だ。
それらの要素からも推測できるように、これはあくまでも大人の趣味心を満たすためのサービスであり、環境や状況に恵まれずに所有することが叶わない人達がローリスク&ローコストでこうしたクルマを楽しむために用意されたもの。有楽町駅の目の前という土地柄もあって、1日の仕事が終わった後にスポーツクラブ感覚でこれらのクルマを楽しんで気持ちよく自宅に帰る、なんていう楽しみ方も考えられそうだ。
ちなみにこのサービスは、利用者達の声をヒアリングしていって、今後の方向性決めに積極的に活かしていくつもりであるという。つまり車種のバリエーションを増やしていくことも、日を跨いだ利用を可能にしていくことも、サービス拠点を増やしていくことも、視野に入れているということだ。
取材日にお邪魔した日はウエストフィールド SEとアルファ ロメオ スパイダーの2台が用意されていて、近場での短時間の試乗が許された。とはいえ、空は生憎の雨模様。双方とも過去に何度もステアリングを握ったことがあるクルマでもあるため、今回はコンディションを確認する程度のほんのチョイ乗り試乗で留めておくことにした。
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