【ブレーキ】ABSってどんな時に効くものなの?
- 筆者: 清水 草一
- カメラマン:村西一海
【ブレーキ】ABSってどんな時に効くものなの?
ABSはアンチロックブレーキシステムの略だそうですが、ABSってどんな時に効くのでしょうか。ひょっとして、知らないうちにいつのまにか効いていたりするものなのでしょうか。
その疑問、「MJブロンディ」がお答えいたします!
ABSの制御技術も進歩を続けていて、昔のものに比べると現在のものは、「効き」が細かくスムーズで、多少わかりずらくなっている。
でも、効いているのがわからないということは決してない。
「コココココ・・・」と、細かくブレーキをゆるめて、タイヤがロックするのを防いでいるのは必ずわかる。つまり、あなたは、まだ一度もABSを効かせたことがない、と思って間違いないんじゃないか。
現在のクルマは、タイヤやブレーキの性能が上がっているから、特に乾燥路面の場合、ABSを効かせるのは並大抵じゃできない。ということはつまり、フツーに踏んでたらブレーキ能力を到底生かせない、ってことになる。
歩行者が飛び出して来た!といった場合、ブレーキ能力は是非とも最大限使って回避したい。「急ブレーキはやめましょう」なんていう交通標語クソクラエ。なんとしても止まらなきゃ。
そのためにはどうするか?「ブレーキを蹴飛ばすように踏む」。これに尽きる。
PKを蹴るつもりで思い切り、ペダルをブッ壊すくらいのつもりで渾身の力を込めて踏んでくれ。それでもABSを効かせるのはなかなか難しい。特に「急ブレーキは悪」と思ってきた善良なドライバーのみなさんほどそうだ。だが、ABSを効かせることができれば、ブレーキ性能をMAXの9割くらい引き出しつつ、残りの1割でハンドルを少し効かせて、左右に回避することもできる。
「蹴飛ばすように踏む」のは、もうひとつ理由がある。できる限り空走距離を短くすることだ。一般ドライバーは、アクセルからブレーキに踏み換えて実際に減速が始まるまでに、平均1秒かかる。事故調査の工学鑑定によれば、2秒かかっているという例もある。時速50キロで2秒といったら、23メートルも進んでしまう。これじゃABSもクソもない。だから、素早く蹴飛ばすように強く踏んで欲しいんだ。
MJブロンディの「ひとりごと」
こういう急ブレーキは、イザという時にいきなりやろうと思ってもムリ。練習が必要だ。
公道では、緊急時以外の急ブレーキは違反ということだが、「蹴飛ばしブレーキ」の練習は、自宅車庫でもできる。クルマを止めたまま、アクセルからブレーキに踏み替えて思い切り蹴飛ばすように踏む!をやってみてくれ。
自宅敷地内で時速3キロからの急ブレーキだっていい。一度でも練習しておくのとしないのでは、有事の際に大きな差がつく。
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