フォルクスワーゲン 新型トゥアレグ 発表会速報
- 筆者: オートックワン 編集部
- カメラマン:オートックワン編集部
VW初となるハイブリッドカーを引っ提げて「新型トゥアレグ」が上陸!
ついにフォルクスワーゲンから新生トゥアレグの登場だ。
その人気っぷりはご承知の通り、日本では2003年に初代を投入させてから、これまでに10,000台以上を販売。
全世界に目を向ければその数は実に50万台以上。正真正銘トゥアレグというブランドがSUVカテゴリーにおいて、世界の頂点を極めつつあることは容易に想像できる。
ドイツ本国や、アメリカ、そして日本においても、その評価が極めて高いトゥアレグだが、今回の新型での特徴はハイブリッドを引っ提げての上陸となったこと。
そのトゥアレグハイブリッドの最大の特徴は、従来のV8エンジンのパワー性能を、4気筒並の低燃費で実現していることだ。もちろん自動車取得税、重量税は100%減税だ。
エンジンはV6 TSI 3リッターエンジン+パラレルハイブリッドシステムを採用し、333ps/44.9kgmという強靭なハイパワーを誇りながらも、リッター13.8km/Lという低燃費数値を実現。
EVモードでの走行も2kmまで可能で、同モードでの最高速度は50km/hとされている。
気になるトランスミッションは、新開発の8速ATを搭載し、1速から8速までの変速比を従来型より20%以上もワイドにしている。
その結果、効率的な回転数で燃費が大幅に改善されるなど、スムースで高いレスポンスが魅力という。残念ながらDSGではないのだが、車両重量が2,340kgもありながら、軽快さを感じさせるこの数値は実にお見事だ。
一方の従来型ガソリンエンジン車のV6 BLUEMOTIONは、3.6リッターエンジン(280ps/36.7kgm)を搭載し、車両重量は2,190kg。トランスミッションは同じく新開発の8速ATを採用。
こちらは9.5km/Lという数値で、ハイブリッドと比べてしまえば、正直その数字に劣った感は否めない。だが、普通ガソリンのSUVの燃費に比べれば満点レベルの上出来モノといえよう。
続いて駆動に関してはどちらも4WDなのだが、ハイブリッドにはシティに比重をおいたライトテイストの4MOTIONを、そしてV6 BLUEMOTIONにはこれまでと同様、ヘビーテイストの4XMOTIONを設定し、車体性能によって4駆機構を使い分け、ベストバランスを追求した組み合わせにより、最終的には燃費へ寄与させるといった狙いがある。
ボディサイズはどちらも全長4,800(+45)×全幅1,945(+15)×全高1,740mm(+10)、ホイールベースは2,905mm(+50)と、先代に比べてスタイリングがややたくましくなった分、若干の拡大が行われたことがわかる。
しかしシャシーに目を向けると、約70kgもの軽量化に成功していることに驚かされる。それは鋼材に始まり、小さなプラグまで、グラム単位での軽量化の為の努力が行われたという。にもかかわらず、さすがドイツの職人と感じさせるのが、先代モデルよりも5%のボディ剛性アップを実現していることだ。
少しでも良くしたいというエンジニアの、そしてフォルクスワーゲンの絶え間ない企業努力にはさすがに脱帽するしかなさそうだ。
その他の機能では、先進のアクティブセーフティ機能を多数搭載、そしてお馴染みフォルクスワーゲンのHDDナビは、新開発のRNS850を全車標準設定するなど、トータルで見たときの高い商品力には魅力を感じてしまう。
フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンのゲラシモス・ドリザス社長は、
「2010年度の新車販売は予想通り厳しかった。それは今年も続くとは予想している。しかし昨年は日本における純輸入車シェアでは25.9%を達成し、過去最高となった為、まだまだフォルクスワーゲンのクルマに興味を持っていただけるお客様は多く、SUVカテゴリーにもまだ市場は残されている。暗く考えず今年は少し楽観的に市場を見たい」
と語った。
また、「フォルクスワーゲンは2018年までに自動車メーカーのリーダーに立つ」と述べているが、最近のフォルクスワーゲンの技術進化を体感すれば、そこに実現不可能という文字が存在しないことを実感できるだろう。
まさに今のフォルクスワーゲンは未来躍進の真っ只中。世界の頂点に立つのもそう遠くないだろう。
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