フォルクスワーゲン XL1 試乗レポート(3/3)

  • 筆者: 河村 康彦
  • カメラマン:フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン
フォルクスワーゲン XL1 試乗レポート
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まるでピュアスポーツカーのようなリニアな操作感

フォルクスワーゲン XL1

ところで、そんなXL1で印象深かったのは、このモデルの走りの特徴が動力性能面に限られない事。

剛性感が強烈に高いボディは振動を瞬時に減衰させるので乗り心地は素晴らしく、例の“パトカー封鎖済みロータリー”をコーナーに見立ててちょっと速いスピードで飛び込んでも、フロントが95mm、リアが115mm幅というスペックの専用ミシュラン・タイヤが、悲鳴ひとつ上げずに相当の横Gを発生してくれる事にも驚いた。

加えて、軽量なRRレイアウトを“利用”してそれぞれパワーアシスト機構を持たないステアリングやブレーキは、何とも剛性感に富んだ、まるでピュアスポーツカーのようなリニアな操作感を味わわせてくれるのだ。

フォルクスワーゲン XL1

つまり、「このクルマにはFUNがある!」という事。恐らく、日本メーカーがエコを追求したコンパクトカーを手掛けたら、こうはならなかったに違いない。

というわけで、短時間のテストドライブゆえ現場での計測はならなかったが、発表された注目の燃費データは0.9L/100kmという値。

日本式に“km/L”表記に換算すると、それは実に「111.1km/L」!!

すなわち、我らがホンダ スーパーカブの50ccスタンダードモデルが誇る110km/Lというデータすらを凌ぐ近未来の4輪車が、このXL1というわけだ!

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河村 康彦
筆者河村 康彦

1960年東京生まれ。工学院大学機械工学科卒。モーターファン(三栄書房)の編集者を経て、1985年よりフリーランスのモータージャーナリストとして活動を開始し、現在に至る。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー選考委員 などを歴任。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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