フォルクスワーゲン XL1 試乗レポート(3/3)
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- 筆者: 河村 康彦
- カメラマン:フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン
まるでピュアスポーツカーのようなリニアな操作感
ところで、そんなXL1で印象深かったのは、このモデルの走りの特徴が動力性能面に限られない事。
剛性感が強烈に高いボディは振動を瞬時に減衰させるので乗り心地は素晴らしく、例の“パトカー封鎖済みロータリー”をコーナーに見立ててちょっと速いスピードで飛び込んでも、フロントが95mm、リアが115mm幅というスペックの専用ミシュラン・タイヤが、悲鳴ひとつ上げずに相当の横Gを発生してくれる事にも驚いた。
加えて、軽量なRRレイアウトを“利用”してそれぞれパワーアシスト機構を持たないステアリングやブレーキは、何とも剛性感に富んだ、まるでピュアスポーツカーのようなリニアな操作感を味わわせてくれるのだ。
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