トヨタ C-HR 先行試乗レポート/気になるハイブリッドとターボの価格差も徹底比較(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:和田清志
発売開始目前、トヨタ C-HRの価格がいよいよ明らかに
2016年の最後を飾る新型車が<トヨタ CーHR>だ。コンパクトなSUVでエンジンは1.8リッターをベースにしたハイブリッドと、1.2リッターのターボを用意する。売れる要素をしっかりと押さえたので、人気車になるだろう。C-HRの正式な発売は2016年12月14日の予定だが、販売店ではすでに予約受注を受け付けて、11月21日からメーカーへの発注も開始している。従ってCーHRの価格も以下のように明らかにされた。
■トヨタ C-HR ハイブリッド(2WD) 価格
・S:264万6000円
・G:290万5200円
■トヨタ C-HR 1.2リッターターボ(4WD) 価格
・S-T:251万6400円
・G-T:277万5600円
緊急自動ブレーキが備わるToyota Safety Sense Pは全車標準搭載
トヨタ CーHR ハイブリッド”S”と、CーHR 1.2リッターターボの”S-T”はベーシックなグレードに位置付けられ、外装では17インチアルミホイール、LEDサイドターンランプ付きの電動格納式ドアミラーなどが備わる。内装では左右席の温度を独立して調節できるオートエアコンなどが装着される。
上級グレードの”G”/”G-T”では、アルミホイールのサイズが18インチに拡大され、LEDフォグランプやスーパーUVカット&IRカットガラスなども備わる。内装ではインパネに金属調とソフト塗装(ソフトパッドではないが塗装によって弾力を持たせた)を使うなど質感を高めている。
それでもバイビームLEDヘッドランプや本革シート表皮は、標準装着ではなくG/G-Tのみにオプション設定だから、装備を充実させると価格も相応に高まりそうだ。
なお緊急自動ブレーキを作動できる”Toyota Safety Sense P”(トヨタセーフティセンスP)はC-HRの全グレードに標準装着される。
気になるC-HRのハイブリッドと1.2ターボの価格差は妥当? 割高!?
C-HRのハイブリッドと1.2リッターターボの価格を比べると、ハイブリッドが12万9600円高いが、ターボは4WDだから、その差額(22万円相当)も加える必要がある。つまりハイブリッドの価格上昇は実質35万円くらいだろう。この価格差は妥当だ。
同じ“TNGA”(Toyota New Global Architecture)のプラットフォームを使う<プリウス>に比べると、C-HRの価格は意外に割安。CーHRのハイブリッドSは264万6000円で、プリウス Sツーリングセレクション(262万8327円)とほぼ等しい。
プリウスにはバイビームLEDヘッドランプが標準装着され、Toyota Safety Sense Pがオプションになるといった違いはあるが、装備レベルは同等と見て良い。CーHRは趣味性の強いSUVでありながら、価格をあまり上乗せしていない。
C-HR 1.2ターボに2WD設定がないのが残念、早期の追加設定を希望したい
その意味で残念なのは、C-HRの1.2リッターターボは4WD仕様のみになること。
仮にS-Tの2WDがあれば、価格を230万円前後に抑えられたはずだ。4WDといっても最低地上高は155mmにとどまるから、悪路のデコボコを乗り越えやすい設計ではない。「駆動方式は前輪駆動の2WDで十分」と考えるユーザーには、やや選びにくいグレード構成になっている。
また全高は2WDは1550mmだが、4WDは1565mmになるため、最大1550mmの高さ制限がある立体駐車場を利用する場合には、ハイブリッドでないとC-HRは買えないことになる。その意味でも、1.2リッターターボの2WD設定が欲しいところだ。
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