ヨタハチの復活!? ひと回り小さい86「S-FR」は出るのか?
- 筆者: 国沢 光宏
ヨタハチの復活!? ひと回り小さい86「S-FR」は出るのか?
トヨタが「東京モーターショー2015」に出展する新世代ライトウェイトスポーツコンセプト「TOYOTA S-FR」について現時点で解っていることを紹介したい。まず生い立ちから。
当初、86も手軽なスポーツカーを狙ったものの、開発しているウチにどんどん大きくなってしまった。結果、手軽に買える価格帯と言えない状態に。
そこで「一回りコンパクトな86」をテーマとしたクルマ作りが企画される。大雑把なイメージからすれば、最後の後輪駆動スターレットの価格と日本を代表するライトウエイトスポーツだったトヨタスポーツ800の良いところ取り。
もちろん後輪駆動で、1500cc級エンジンを搭載することになっている? おそらく今回出展される「TOYOTA S-FR」のボンネットを開ければ1500ccエンジンが搭載されていることだろう。
市販するとなればコストダウンを考えなければならないのだけれど、困ったことにトヨタ系列に小型FR車は無い。
「S-FR」は今すぐ市販されても良いくらい完成度が高い
とはいえいかんともしがたい。コスト高を覚悟の上、新規開発をしたのだろう(もちろん何らかのベースモデルはある)。
出展される車両を見ると、このまま市販しても良いと思えるくらいの完成度を持っている。インテリアだって量産車のようだ。果たして市販時期はいつになる?
ここで別の情報も流れ始めた。
この「S-FR」、お蔵入りになりそうだという。
御存知の通りトヨタは2017年からWRCに復帰する。当面はヴィッツをベースとしたモデルを走らせるようだが、速さを追求するなら競技車両をベースにした市販モデルの方が望ましい。そもそもFRだと無理。
ということでヴィッツ級のFFか4WD車の開発もしなければならない。市場的には「S-FR」と完全にバッティングします。
加えてマツダとのコラボも模索中で、だとしたらロードスターという格好のベースモデルだって使える。新規開発するよりずっとリーズナブルだ。
そうなると「S-FR」は意味を持たない。
もちろん東京モーターショーで絶大なる人気を博せば話も変わってくるだろうけれど、80%くらいの確率で「S-FR」の市販は無いかもしれません。
ただS-FRのコンセプトを引き継ぐモデルは必ず出てくることだろう。
大いに楽しみである。
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