トヨタ 86(ハチロク)新型車速報
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トヨタは本日、新型FRスポーツカー「86(ハチロク)」を正式に発表した。
86については、昨年末頃からオートックワンでもプロトタイプ試乗レポートや東京モーターショー2011、富士スピードウェイでのお披露目など多くの記事を掲載しているため、その存在は既にご存知の方も多いことだろう。
86は、2リッター水平対向エンジンを搭載する2ドアのFRスポーツカーだ。
搭載エンジンは、スバルの2リッター水平対向自然吸気4気筒エンジンに、トヨタのD-4Sという直噴システムを組み合わせている。トランスミッションは6MTと6ATが用意されている。
水平対向エンジンを搭載したFRというのは世界唯一となるため、その乗り味がどうなのか、またトヨタが久々に発売するFR(後輪駆動)のスポーツカーということから、その注目度はかなり高い。
86のコンセプトの一つが若者へ向けた「手ごろ感」。
そのため、価格は競技ベースでバンパー未塗装&エアコンレスの「RC」グレードが199万円[6MT]、「G」が241万円[6MT]/248万円[6AT]、「GT」が279万円[6MT]/287万円[6AT]、「GTリミテッド」が297万円[6MT]/305万円[6AT]。
199万円の「RC」グレードはエアコンが付いていないため購入者は一部のみとしても、標準グレードの「G」でも250万円を切るという、近年の高額なスポーツカー市場と比較すれば、かなり安価に設定されている。
トヨタが86(ハチロク)に対して向き合う、その姿勢は“本気”だ!
トヨタでは、86を購入したオーナーに楽しんでもらうため、7つのプログラムを用意しているという。
その内容は、86オーナーがサーキットでレッスンを受けたり、86ワンメイクレースなどに出場でき、86を手軽に楽しむことができる「サーキットカルチャー」、日本の数多くある峠をコミュニティ上で募集・紹介したり、峠にラウンジなどを展開していく「峠カルチャー」、車種情報をいち早くアフターパーツメーカーへ公開することで新たなパーツの発売を積極的に行っていく「カスタマイズカルチャー」などで、これらを2013年までに順次立ち上げ・実施していくというもの。
さらに、販売支援として「AREA 86」が日本全国283店舗に設けられる。この「AREA86」には試乗車と専門の販売員が設けられるほか、スポーツカー好きが気軽に集えるような“大人のたまり場”をめざすという。
86の発表会場に登場したトヨタ自動車の豊田彰男社長は、
「ここ十数年のあいだに、トヨタのスポーツカーは次々と無くなりました。私達はそのことを真摯に反省し、86の開発を進めて参りました。
86はドライバーと語り合え、共に進化できるクルマに仕上がったと思います。ドライバーに素直に反応してくれる、運転が楽しいクルマです。
クルマ好きの皆様と86で一緒に楽しみたい、86も、その楽しみ方も、クルマ好きの皆様に育てていただくものだと思っております。」
と語った。86は近年の新型車にはない、メーカーが購入オーナーに対して「思う存分に楽しんで欲しい」という気持ちや積極的な姿勢を窺うことのできる数少ないクルマでもある。
かつて存在した「手頃(安価)なスポーツカー」ブームが、トヨタの力により再び来襲するのか。今後の市場動向に注目していきたい。
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