スズキ 新型ソリオにフルハイブリッドが登場!ライバルのトヨタ ルーミー/タンク、ダイハツ トールに真っ向勝負!(1/2)

スズキ 新型ソリオにフルハイブリッドが登場!ライバルのトヨタ ルーミー/タンク、ダイハツ トールに真っ向勝負!
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ソリオがフルハイブリッドを搭載し、ライバルに真っ向勝負!

スズキ 新型 ソリオ【SZ走行イメージ】スズキ 新型 ソリオ

2016年11月9日に発売されたトヨタ ルーミー&タンク/ダイハツ トール/スバル ジャスティの4姉妹車は、スズキ ソリオにとって脅威だろう。コンパクトなボディによる運転のしやすさ、高い天井が生み出す広い室内、優れた燃費性能といった特徴が一致して、ソリオは4姉妹車を相手に真っ向勝負を強いられるからだ。

ちなみにトヨタは、ホンダが2000年に初代ストリームを発売すると、2003年にほぼ同サイズの初代(先代)ウィッシュを投入した。2001年に同じくホンダがコンパクトミニバンのモビリオを発売すると、2003年に初代(先代)シエンタで戦いを挑んだ。最近のトヨタはライバル競争を控えていたが、再び同じような戦いが展開されるのかも知れない。

トヨタの後出しジャンケンは傍観していて気分の良いものではないが、その商品開発がライバルメーカーを奮起させていることも事実だろう。燃費競争のように行き過ぎると健全な商品開発を妨げるが、基本的には商品力が向上してユーザーの利益に繋がる。

その意味でも注目されるのが、2016年11月29日に発売されたソリオのフルハイブリッドだ。車両の開発には時間を要するからルーミー4姉妹車と直接的な関係はないが、タイミング的にはソリオの応戦と受け取られる。

2種類のハイブリッドで効率の良いエネルギー活用を

スズキ 新型ソリオ/ソリオバンディット 【MUG(駆動用モーター)】スズキ 新型ソリオ/ソリオバンディット 【システムイメージ】

ソリオは従来からマイルドハイブリッドを搭載していたので、今回の追加で2種類のハイブリッドをそろえることになった。

マイルドハイブリッドでは、モーター機能付き発電機のISGが、減速時を中心とした発電、アイドリングストップ後の再始動、エンジン駆動の支援(ハイブリッド機能)を兼任する。ISGの性能は最高出力が3.1馬力、最大トルクは5.1kg-mで、モーター駆動を連続して行える時間は最長でも30秒だ。そしてモーターが駆動力を支援している時はエンジン出力を抑えて燃費を節約するため、エンジン回転が極端に下がった状態を除くと、モーターの駆動力はほとんど体感されない。

一方、フルハイブリッドはISGに加えて駆動用モーターのMGUも搭載した。MGUの最高出力は13.6馬力、最大トルクは3.1kg-mになる。トヨタのTHSIIに採用されるリダクションギアと同様、トルクを増大させる減速機を付帯して、MGUはトランスミッションを介さずにホイールを直接駆動する。

スズキ 新型 ソリオ【ハイブリッドイメージ】

MGUはトランスミッションの出力側に別体で配置されるから、車両が減速する時にはエンジンを停止させてクラッチも切り離し、減速エネルギーを効率良く回生充電できるようにした。このようにフルハイブリッドでは、MGUが駆動の支援と減速時の発電を受け持つ。

そうなるとマイルドハイブリッドで主役のISGは不要になりそうだが、アイドリングストップ後の再始動を担当する。ISGなら静かな再始動が可能で、減速エネルギーを使わない発電も行い、鉛電池やリチウムイオン電池に充電する。

MGUの駆動力を活かし、5速AGSは滑らかな変速が可能に

スズキ 新型ソリオバンディット【SV・MV走行イメージ】スズキ 新型ソリオ/ソリオバンディット 【AGS】

トランスミッションはマイルドハイブリッドではCVT(無段変速AT)だが、フルハイブリッドには有段式の5速AGS(オートギヤシフト)を組み合わせた。

5速AGSは軽自動車のアルトやエブリイに使われ、1組のクラッチを制御して変速を行う。2組のクラッチを使う方式に比べて変速ショックが生じやすいが、ソリオのフルハイブリッドでは、MGUの駆動力を利用して滑らかな変速が行えるようにした。

5速AGSで変速ショックが生じるのは主に加速時で、変速時間の長いことが原因だ。加速中に変速すると速度の上昇が途切れるから、荷重が前方へ移動する。変速後は再び加速が開始されて荷重が後方に移るから、変速のたびに乗員が前後に揺すられるわけだ。

そこでソリオのフルハイブリッドでは、加速時にはモーターの支援を積極的に行い、速度の上昇が途切れないようにした。モーターの駆動力が変速に伴う加速の停滞をカバーする。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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