トヨタ、ブラジル新工場の建設を決定
トヨタは、ブラジルにおけるトヨタ車の製造・販売子会社であるToyota do Brasil LTDA.(ブラジルトヨタ、以下TDB)の新工場を、サンパウロ州ソロカバ市に建設することを決定した。
新工場については、2008年7月に用地を取得。今回、2010年9月に建設着工することを決定し、2012年後半より新開発小型車の生産を開始する。立ち上がり時の生産能力は年産7万台、投資規模は約6億USドル、新規雇用は1500名程度を予定している。新開発小型車については輸出も計画している。
TDBはトヨタ初の海外生産拠点として1958年に設立。現在は、サンベルナルド工場で部品を、インダイアツーバ工場でカローラをそれぞれ生産している。
トヨタは、持続的な成長戦略を進める中、ブラジルなど成長の期待できる新興国については、市場の拡大に合わせて現地生産を拡充していく。また、「クルマづくりを通じて地域社会に貢献する」という創業以来の理念のもと、ブラジルにおける自動車産業の発展に向け尽力するとともに、ブラジルのマーケットニーズにあった商品を展開していくとしている。
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