日産、全車両の出荷を停止/国交省指摘・社長謝罪会見後も不正検査を継続
前代未聞の”出荷停止”措置
日産の無資格者による完成車検査問題にまた更なる事態が発覚した。
2017年9月18日に国土交通省の立入検査で指摘された、無資格者による新車完成検査実施の件(日産車体湘南工場)。日産では9月20日までに再発防止策を講じたと発表していたが、実はその後も日産国内工場(追浜工場、栃木工場、日産自動車九州)で、完成検査員に任命されていない作業員によって完成検査の一部が行われていたことが発覚した。これは第三者を中心とするチームによる調査の過程および社内調査において、10月18日までに明らかになったもの。
事態を受け日産では、日産および日産車体を含む全6工場で生産している国内市場向けの全車両について、完成検査業務・車両出荷・車両登録の停止を決定した。前代未聞の出荷停止処分だが、停止の解除は最終報告後に行われる見込み。
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判明した事
一部の完成検査を、商品性検査やオフライン検査など完成検査工程以外の工程で実施していた。
その結果、完成検査員に任命されていない作業員が完成検査に従事していた。
今後の対応
上記の完成検査工程の是正および在庫車(未登録車)ならびに既登録車の対応については、以下の通り実施する。
完成検査工程の是正
完成検査ラインの編成を届け出状態に戻し、完成検査を実施する。
完成検査ラインを集約し、完成検査員以外は立ち入れない対策を検討、実施する。
在庫車(未登録車)および既登録車の対応
在庫車:全国の日産販売会社の指定工場での再点検を検討
既登録車:リコール届け出を検討中
対象台数:約34,000台(精査中)[2017年9月20日~2017年10月18日製造]
日産では、完成検査工程の不適切な取扱いに関する原因究明および再発防止策の策定について、第三者を中心とするチームによる調査を継続実施。後日発表予定の最終報告にて詳細を記載する予定とした。
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