ルノー・日産と全旅連、連携事業について覚書を締結
日産自動車と全国旅館生活衛生同業組合連合会(以下、全旅連)は1日、低炭素・循環型社会の実現に向け、互いに連携して取り組んでいくことに合意し、同日覚書を締結した。
今後両者は、全旅連加入宿泊施設に対して電気自動車(EV)の充電インフラ整備を促進し、宿泊業界の新たな需要創出と共にEV普及策等を検討していく。両者は本覚書に基づき、今後以下4つの分野に亘る事業について協力を検討する。
1)全旅連加入施設に対する充電インフラ整備の促進
観光客・旅行客が宿泊時にEVを充電できるよう、全旅連加入宿泊施設に対してEVの充電スタンド等のインフラ整備を促進
2)EV活用のゼロ・エミッションツアーなど旅にまつわる新商品の企画・開発・販売
ゼロ・エミッションツアーなどエコをテーマにした新しい旅行商品・宿泊プランの創出 EV体験ツアー・試乗会による新規需要創出と認知度向上・販売促進機会の向上
3)充電スタンド情報の案内および宿泊施設空室情報の提供・即時予約サービスの実現
全国の充電スタンド情報および宿泊施設情報の配信サービスの提供 地図情報提供会社や宿泊予約サイト運営会社と連携した新サービスの実現
4)EVの普及啓発
観光客・旅行客に対するEVの優れた環境性能や魅力度向上に向けたPR策の検討
日産はルノーと共に、「ゼロ・エミッション車で世界のリーダーになる」という目標を掲げており、世界各国の政府や自治体、企業などと合わせて既に40件以上のゼロ・エミッションモビリティに関するパートナーシップを締結している。同社は、日産「リーフ」を2010年度後半に日本、米国および欧州で販売開始し、2012年にはグローバルに量販する予定。
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